試験方法|配管及び配管部品などに適用される各種試験方法

ここでは、各種の配管や管継手などに対して適用される試験方法を規定しているJIS規格を英文(英語名)とともにリストアップしています。

塩化ビニル管(塩ビ管)や熱可塑性プラスチック管の引張特性、ガラス強化熱硬化性プラスチック管(GRP管)や継手の各種特性、水道用器具の耐圧性能・耐久性能・耐寒性能等の試験方法、溶接継手の放射線透過試験方法などを規定している規格があります。

配管に関連する試験方法の規格


■ 試験方法の規格|塩化ビニル管(塩ビ管)、プラスチック配管、水道用器具等

以下に各種の配管及び配管部品などに適用される”試験方法”に関連する規格とその概要をリストアップします。

JIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法
英文(英語名):
Methods of test for hot dip galvanized coatings
概要:
鋼材及び鋼材加工品に施した溶融亜鉛めっきの試験方法について。
一般事項、付着量試験方法、硫酸銅試験方法、密着性試験方法、性状試験方法(アルカリ試験)など。
この規格の対応国際規格は、以下の規格となる。
・ISO 1460:1992 Metallic coatings -- Hot dip galvanized coatings on ferrous materials -- Gravimetric determination of the mass per unit area
JIS K 6795 架橋ポリエチレン管(PE−X)−期待強度に対する時間及び温度の影響
英文(英語名):
Crosslinked polyethylene (PE−X) pipes−Effect of time and temperature on the expected strength
概要:
架橋ポリエチレン管に関する計算に用いるものであり、基準線を作るための時間と温度の関数としての期待強度の最小値について規定した規格。
定義、基本式、期待強度など。
この規格の引用規格には以下がある。
・ISO 1167-1:2006 Thermoplastics pipes, fittings and assemblies for the conveyance of fluids -- Determination of the resistance to internal pressure -- Part 1: General method
・ISO 1167-2:2006 Thermoplastics pipes, fittings and assemblies for the conveyance of fluids -- Determination of the resistance to internal pressure -- Part 2: Preparation of pipe test pieces
・ISO 1167-3:2007 Thermoplastics pipes, fittings and assemblies for the conveyance of fluids -- Determination of the resistance to internal pressure -- Part 3: Preparation of components
・ISO 1167-4:2007 Thermoplastics pipes, fittings and assemblies for the conveyance of fluids -- Determination of the resistance to internal pressure -- Part 4: Preparation of assemblies
JIS K 6796 架橋ポリエチレン製(PE−X)管及び継手−ゲル含量の測定による架橋度の推定
英文(英語名):
Pipes and fitting made of crosslinked polyethylene (PE-X) −Estimation of the degree of crosslinking by determination of the gel content
概要:
溶剤抽出によるゲル含量の測定によりポリエチレン管(PE-X管)及び継手の架橋度を推定する方法について。
原理、溶剤(キシレン)、装置、試料、手順、結果の計算、試験報告など。
JIS K 6812 ポリオレフィン管,継手及びコンパウンドの顔料分散又はカーボン分散の評価方法
英文(英語名):
Method for the assessment of the degree of pigment or carbon black dispersion in polyolefin pipes, fittings and compounds
概要:
ポリオレフィン管、継手及びコンパウンド内の顔料又はカーボンブラックの粒子、凝集塊の大きさ及び分散を評価する二つの方法について。
この方法は、ポリオレフィン管、継手及びペレット状の原料に適用され、関連仕様によって手順を選択する。
この方法は、カーボンブラック含有量3%未満のカーボンブラック入りポリオレフィン管、継手及びコンパウンドに適用する。
原理、試験装置、試験手順、試験結果の表し方など。
この規格の対応国際規格は以下の規格になる。
・ISO 18553:2002 Method for the assessment of the degree of pigment or carbon black dispersion in polyolefin pipes, fittings and compounds
JIS K 6813 ポリオレフィン管及び継手−灰化及び熱分解によるカーボンブラック含有量の求め方−試験方法及び基本仕様
英文(英語名):
Polyolefin pipes and fittings-Determination of carbon black content by calcination and pyrolysis-Test method and basic specification
概要:
特に管及び管継手の製造に用いられるポリオレフィン組成物のカーボンブラック含有量の求め方に対する試験方法、ポリエチレン管及び継手の基本仕様について。
この規格は、製造原料、管又は継手から採取された材料に対しても同様に適用する。
試験方法の原理、試薬、装置、手順、計算及び結果の表し方、試験報告、ポリエチレン管及び継手の基本仕様など。
この規格の対応国際規格は以下の規格になる。
・ISO 6964:1986 Polyolefin pipes and fittings -- Determination of carbon black content by calcination and pyrolysis -- Test method and basic specification
JIS K 6814-1 熱可塑性プラスチック管−加熱伸縮性−第1部:試験方法
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Longitudinal reversion-Part 1:Determination methods
概要:
熱可塑性プラスチック管の加熱伸縮性を求める液体中(A法)又は空気中(B法)で加熱する二つの方法について。
二つの方法を規定することに同意しない場合、A法を基準方法として用いる。
この規格は、内外面が滑らかで断面積が一定の熱可塑性プラスチック管すべてに適用する。
滑らかでない構図壁(例えばリング状)の熱可塑性プラスチック管には適用しない。
原理、A法(液浴槽を用いる方法)、B法(エアオープンを用いる方法)など。
この規格の対応国際規格は以下の規格になる。
・ISO 2505:2005 Thermoplastics pipes -- Longitudinal reversion -- Test method and parameters
JIS K 6814-2 熱可塑性プラスチック管−加熱伸縮性−第2部:試験条件
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Longitudinal reversion-Part 2 : Determination parameters
概要:
JIS K 6814-1 に規定するA法(液浴槽を用いる方法)及びB法(エアオーブンを用いる方法)によって、熱可塑性プラスチック管の加熱伸縮性を求める試験条件について。
液浴槽を用いる方法の試験条件、エアオーブンを用いる方法の試験条件など。
JIS K 6815-1 熱可塑性プラスチック管−引張特性の求め方−第1部:一般試験方法
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Determination of tensile properties-Part 1:General test method
概要:
熱可塑性プラスチック管の引張特性を求める方法について。
特に次の特性を含んでいる。
・引張降伏強さ
・引張破断伸び
この規格は、用途に関係なく、全ての熱可塑性プラスチック管に適用する。
原理、装置、状態調節、試験速度、手順、結果の表し方、試験報告など。
この規格の対応国際規格は以下の規格になる。
・ISO 6259-1:1997 Thermoplastics pipes -- Determination of tensile properties -- Part 1: General test method
JIS K 6815-2 熱可塑性プラスチック管−引張特性の求め方−第2部:硬質塩化ビニル(PVC−U)管,耐熱性硬質塩化ビニル(PVC−C)管及び耐衝撃性硬質塩化ビニル(PVC−HI)管
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Determination of tensile properties-Part 2:Pipes made of unplasticized poly(vinyl chloride)(PVC-U),chlorinated poly(vinyl chloride)(PVC-C) and high-impact poly(vinyl chloride)(PVC-HI)
概要:
硬質塩化ビニル管(PVC-U管)、耐熱性硬質塩化ビニル管(PVC-C管)及び耐衝撃性硬質塩化ビニル管(PVC-HI管)の引張特性を求める方法について。
特に次の特性を含んでいる。
・引張降伏強さ
・引張破断伸び
原理、装置、状態調節、試験速度、手順、結果の表し方、試験報告など。
この規格の対応国際規格は以下の規格になる。
・ISO 6259-2:1997 Thermoplastics pipes -- Determination of tensile properties -- Part 2: Pipes made of unplasticized poly(vinyl chloride) (PVC-U), chlorinated poly (vinyl chloride) (PVC-C) and high-impact poly (vinyl chloride) (PVC-HI)
JIS K 6815-3 熱可塑性プラスチック管−引張特性の求め方−第3部:ポリオレフィン管
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Determination of tensile properties-Part 3:Polyolefin pipes
概要:
ポリオレフィン(ポリエチレン、架橋ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリブテン)管の引張特性を求める方法について。
特に次の特性を含んでいる。
・引張降伏強さ
・引張破断伸び
原理、装置、試験片、状態調節、試験速度、手順、結果の表し方、試験報告など。
この規格の対応国際規格は以下の規格になる。
・ISO 6259-3:1997 Thermoplastics pipes -- Determination of tensile properties -- Part 3: Polyolefin pipes
JIS K 7020 ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP) 管及び継手−回帰分析法及びその使用
英文(英語名):
Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings−Methods for regression analysis and their use
概要:
正規分布又はひずみのある分布の数値を対数に変換したとき、データの解析に適用可能な計算手順について。
この規格は、ガラス強化プラスチック管及び継手の、通常、時間の関数としての特性を解析する試験方法及び個別規格について適用することを目的とする。
ただし、他のいかなるデータ類の解析にも適用が可能である。
データの性質に対応して、適用するために3種類の方法を規定する。
これらの手法に用いる外挿法は、50年間の特性を予測するために、おおむね期間10000時間について収集されたデータから求めた傾向を延長する。
原理、関数関係を求める手順、製品設計及び試験方法への適用など。
JIS K 7031 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管及び継手−短期間内圧による漏れ強さの試験方法
英文(英語名):
Plastics piping systems- Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings - Test methods to prove the leaktightness of the wall under short-term internal pressure
概要:
ガラス強化熱硬化性樹脂管(GRP管)、ガラス強化熱硬化性樹脂モルタル管(FRPM管)、及びそれらの継手の短期間内圧による漏れ強さの試験方法について。
この規格は、2種類の試験方法、A法及びB法を規定する。
A法は、円周方向の応力だけを負荷する状態で、パイプに水圧を加える試験方法である。
B法は、継手に空気圧を加える試験方法である。
定義、A法、B法など。
この規格の対応国際規格は以下の規格になる。
・ISO 7511:1999 Plastics piping systems -- Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings -- Test methods to prove the leaktightness of the wall under short-term internal pressure
JIS K 7032 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 管−管の初期剛性の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Determination of initial specific ring stiffness
概要:
ガラス強化熱硬化性樹脂管(GRP管)及びガラス強化熱硬化性樹脂モルタル管(FRPM管)の初期剛性の求め方について。
3種類の方法を規定し、変位が規定の限界値内であればいずれの方法も有効とし、いかなる径のパイプに適用しても良い。
定義、原理、装置、試験片、状態調節、操作、計算、報告など。
この規格の対応国際規格は以下の規格になる。
・ISO 7685:1998 Plastics piping systems -- Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes -- Determination of initial specific ring stiffness
JIS K 7033 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管−軸方向引張特性の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Pipes made of glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) −Determination of initial longitudinal tensile properties
概要:
ガラス強化熱硬化性プラスチック管(GRP管)の軸方向引張特性として、縦引張強さ、伸び率及び縦弾性係数を測定するための、3種類の試験方法について。
3種類の試験方法は、次のそれぞれ異なった試験片を用いる。
・A法:管から切断した軸方向に長い短冊。
・B法:管軸と直角に切断した、規定の長さの管。
・C法:管の壁から切断した、切欠き付きの板。
ある試験方法での結果が、別の方法で試験した結果と必ずしも一致しないことがあるが、全ての方法は、いずれも同等に有効性をもっている。
定義、原理、装置及び器具、試験片、状態調節、試験温度、手順、計算など。
JIS K 7034 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管及び継手−偏平下における管内面の耐薬品性の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems- Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings- Determination of the resistance to chemical attack from the inside of a section in a deflected condition
概要:
呼び径が100以上のガラス強化熱硬化性プラスチック管(GRP管)及び継手について、たわませた状態での耐薬品性の求め方について。
この規格は、JIS K 7020 とともに、管又は継手内部での一定期間後の化学的環境の影響を試験する方法である。
この方法は、関連するシステム規格で”指定レベル(specified levels)”と呼ばれている方法に従って試験を行う場合にも、その基本として用いなければ成らない。
この指定レベルを用いる方法には、データの外挿を含まない。
定義、原理、試験液、装置及び器具、試験片、試験片寸法の測定など。
この規格の対応国際規格は以下の規格になる。
・ISO 10952:1999 Plastics piping systems -- Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings -- Determination of the resistance to chemical attack from the inside of a section in a deflected condition
JIS K 7035 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管−湿潤条件下でのクリープファクター及び長期偏平剛性の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Determination of the creep factor under wet conditionsand calculation of the longterm specific ring stiffness
概要:
強化プラスチックの湿潤条件下でのクリープファクター及び長期偏平剛性の計算方法について。
定義、原理、装置、試験片、試験本数、試験片の寸法の決め方、状態調整、操作、計算など。
JIS K 7036 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管及び継手−ボルト式フランジ接合部の試験方法
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings−Test method to prove the design of bolted flange joints"
概要:
埋設及び地上配管用ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)配管系のボルト式フランジ接合部の試験方法について。
この規格は、接合部だけに適用し、接合部の設計を確認する試験方法に適用する。
また、この試験方法は、末端を水圧による軸方向の力によって加圧したとき、又はしないときの影響を評価することを前提とする。
この試験方法は、あらゆる呼び寸法のパイプ及び継手の接合部について適用することができる。
この規格に定めた試験は、個別規格に定める温度において液体を搬送する接合部の評価に適用する。
原理、装置、試験片、状態調節、試験温度、操作など。
JIS K 7037 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 管−見掛けの初期周方向引張強さの求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Determination of the apparent initial circumferential tensile strength
概要:
ガラス強化熱硬化性プラスチック 管(GRP管)について、見掛けの初期周方向引張強さを測定する6種類の試験方法について。
破裂試験(A法)は、全ての形状及び寸法のパイプに適しており、ほかの基準となる試験方法である。
分割板試験(B法)は、ヘリカル巻きの積層をもつパイプに対しては、必ずしも適切ではない。
板状試験(C法)及び修正板状試験(D法)は、呼び径(DN)が500以上のパイプに適している。また、分割板試験が適切でない場合に適用できる。
拘束試験(E法)は、呼び径(DN)が500を超えるすべての形状の管に適している。
切欠き板試験(F法)は、本来、ヘリカル巻きのパイプで巻き角度が約90°以外のもののうち、呼び径(DN)が500を超えるパイプに対して用いるためのものである。
ある試験方法による結果が、別の方法で得られた結果と一致するとは限らない。
定義、原理、装置・器具、試験片など。
JIS K 7038 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 管−リングの初期変位に対する破壊強さの試験方法
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Test method to prove the resistance to initial ring deflection
概要:
ガラス繊維強化熱硬化性プラスチック 管(GRP管)が規定の初期垂直変位に対して、表面での損傷及び/又は構造的破壊を起こすことなく耐え得る性能を評価する方法について。
定義、原理、装置、試験片、状態調整、操作など。
JIS K 7039 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管−湿潤状態下における管の長期間極限曲げひずみ及び長期間極限相対変位の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Determination of the long-term ultimate bending strain andcalculation of the long-term ultimate relative ring deflection,both under wet conditions
概要:
ガラス強化熱硬化性プラスチック 管(GRP管)の長期間極限曲げひずみを外挿によって推定する方法及び長期間極限相対リング変形を計算によって求める方法について。
荷重方法には、加圧位置に板及びはりを用いる2通りの方法がある。
定義、原理、装置、試験片、試験片の数、試験片の寸法の求め方など。
JIS K 7040 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 部材−質量法による組成の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) components−Determination of the amounts of constituents using the gravimetric method
概要:
配管系に用いられるガラス強化プラスチック(GRP)部材から切り出した試験片の、構成物質を測定する方法について。
この方法は、樹脂、ガラス、骨材及び充てん材の含有量の測定、並びにガラス層の種類及び配列の調査を含む。
ガラス強化材の温度安定性に応じ、2通りの燃焼温度を規定している。
ほかの複合材料製の部材への適用は、個別規格で規定することが望ましい。
原理、器具、試験片、手順、計算、試験報告など。
JIS K 7042 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 管及び継手−接着又は積層接合部の試験方法
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings−Test methods to prove the design of cemented or wrapped rigid joints
概要:
ガラス強化熱硬化性樹脂(GRP)配管系の接着又は積層によるリジッドな接合部の試験方法について。
この規格は、接合部だけに適用し、接合部の設計を証明する試験方法に適用する。
また、この試験方法は、末端を軸方向の水圧によって加圧したとき、又は、しないときの影響を評価するものとする。
原理、装置、試験片、状態調節、試験温度、操作、試験の報告など。
JIS S 3200-1 水道用器具−耐圧性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test methods of hydrostatic pressure
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、パイプ及び継手、並びに住宅用配管ユニット、飲料用電気冷水機、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具の耐圧性能の試験方法について。
装置、手順など。
この規格には、以下の附属書がある。
・附属書1(規定)金属製の管及び管継手の簡易耐圧試験方法
・附属書2(規定)金属製の管、管継手及びバルブの空気圧試験方法
・附属書3(規定)金属製の管、管継手及びバルブの差圧試験方法
・附属書4(規定)金属製の非破壊試験方法
JIS S 3200-2 水道用器具−耐寒性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test method of low temperature resistant
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、住宅用配管ユニット、飲料用電気冷水機、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具で、寒冷地仕様のものの耐寒性能の試験方法について。
装置、手順など。
JIS S 3200-3 水道用器具−水撃限界性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test method of water hammer
概要:
止水栓を除く給水栓、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具で、水撃発生防止仕様のものの水撃限界性能の試験方法について。
装置、手順など。
JIS S 3200-4 水道用器具−逆流防止性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test method of prevention from back current
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具で、逆流防止装置が内蔵されているものの逆流防止性能の試験方法について。
装置、手順など。
JIS S 3200-5 水道用器具−負圧破壊性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test methods of destruction by vacuum pressure
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具で、負圧破壊防止装置が内蔵されているものの負圧破壊性能の試験方法について。
装置、手順など。
JIS S 3200-6 水道用器具−耐久性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test methods of durability
概要:
水道用器具のうち、減圧弁、逃し弁、逆止弁、空気弁及び電磁弁の耐久性能の試験方法について。
装置、手順など。
JIS S 3200-7 水道用器具−浸出性能試験方法
英文(英語名):
Epuipment for water supply service - Test methods of effect to water quality
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、管及び継手、並びに住宅用配管ユニット、飲料用電気冷水機、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具の浸出性能の試験方法について。
定義(浸出液、器具試験、部品試験、材料試験、空試験、試料液、空試験液、検水、検液など)、項目、共通的な条件、浸出液の調整方法、試料液の調整、分析方法、分析結果の補正など。
JIS S 3201 家庭用浄水器試験方法
英文(英語名):
Testing methods for household water purifiers
概要:
ろ材を用いて水中の溶存物質などを減少させる機能をもつ、主に家庭用の水処理器具(浄水器)のろ過流量、除去性能及びろ過能力の試験方法について。
定義(水、連続式浄水器、回転式浄水器、試料水、ろ過流量、除去性能、ろ過能力、濁度、ろ材など)、試験の種類、試験の一般条件、試験方法、記録など。
JIS Z 3104 鋼溶接継手の放射線透過試験方法
英文(英語名):
Methods of radiographic examination for welded joints in steel
概要:
鋼の溶接継手を、工業用X線フィルムを用いてX線又はγ線による直接撮影方法によって試験を行う放射線透過試験方法について。
用語の定義、透過写真の像質の種類、試験技術者、放射線透過装置及び付属機器、透過写真の撮影方法、透過写真の必要条件、透過写真の観察、観察方法、きずの像の分類方法、記録など。
この規格には以下の引用規格がある。
・JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
・JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
・JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
・JIS Z 2300 非破壊試験用語
・JIS Z 2306 放射線透過試験用透過度計
・JIS Z 3861 溶接部の放射線透過試験の技術検定における試験方法及び判定基準
・JIS Z 4560 工業用γ線装置
・JIS Z 4561 工業用放射線透過写真観察器
・JIS Z 4606 工業用X線装置
JIS Z 3105 アルミニウム溶接継手の放射線透過試験方法
英文(英語名):
Method of radiographic examination for fusion welded butt joints of aluminium plates
概要:
アルミニウム及びアルミニウム合金の溶接継手を、工業用X線フィルムを用いてX線又はγ線による直接撮影方法によって試験を行う放射線透過試験方法について。
定義、透過写真の像質の種類、試験技術者、放射線透過装置及び付属機器、透過写真の撮影方法、透過写真の必要条件、透過写真の観察、観察方法、きずの像の分類方法、記録など。
この規格には以下の引用規格がある。
・JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
・JIS K 7627 工業用X線写真フィルム−第1部:工業用X線写真フィルムシステムの分類
・JIS Z 2300 非破壊試験用語
・JIS Z 2306 放射線透過試験用透過度計
・JIS Z 3861 溶接部の放射線透過試験の技術検定における試験方法及び判定基準
・JIS Z 4560 工業用γ線装置
・JIS Z 4561 工業用放射線透過写真観察器
・JIS Z 4606 工業用X線装置
JIS Z 3106 ステンレス鋼溶接継手の放射線透過試験方法
英文(英語名):
Methods of radiographic examination for welded joints in stainless steel
概要:
ステンレス鋼、耐熱鋼、耐食耐熱超合金並びにニッケル及びニッケル合金の溶接継手を、工業用X線フィルムを用いてX線又はγ線による直接撮影方法によって試験を行う放射線透過試験方法について。
定義、透過写真の像質の種類、試験技術者、放射線透過装置及び付属機器、透過写真の撮影方法、透過写真の必要条件、透過写真の観察、観察方法、きずの像の分類方法、記録など。
この規格には、以下の附属書がある。
・附属書1(規定)板の突合せ溶接継手の撮影方法及び透過写真の必要条件
・附属書2(規定)管の円周溶接継手の撮影方法及び透過写真の必要条件
・附属書3(規定)T溶接継手の撮影方法及び透過写真の必要条件
・附属書4(規定)透過写真によるきずの像の分類方法
・附属書5(参考)X線の回折像ときずの像との判別方法
JIS Z 3700 溶接後熱処理方法
英文(英語名):
Methods of Post Weld Heat Treatment
概要:
炭素鋼及び低合金鋼の溶接後熱処理方法について。
後熱処理方法の種類、炉内加熱による後熱処理方法、局部加熱による後熱処理方法、温度の判定、記録など。

※上記のJISは、JISハンドブック『配管』における配管関連規格のうち、”試験方法”に分類されるJIS規格です。

試験方法-配管規格

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