配管規格JIS一覧|パイプ、継手、フランジ、バルブ・弁、ねじ、ボルト・ナット等

ここでは、分野ごとに分類した配管に関連するJIS規格の全てを、英文(英語名)とその簡単な概要と共にリストアップしています。

配管部品として使用される各種のバルブ・弁の規格

配管関連規格としては、上図のように、管・パイプ、ねじ(ネジ)、管継手、管フランジ、バルブ・弁、ボルト・ナット、シール、基本(用語・記号等)、試験方法、その他として分類しており、それぞれの分類の全てのJIS規格を、以下で一覧にしています。
※分類はJISハンドブック『配管』に従っています。


■ 記号,製図,用語等-基本-配管規格

配管製図の簡略図示方法、配管図記号、溶接記号、計装用記号、管継手・バルブ・パッキン・ガスケット等の用語規格など、配管の”基本”に関連する規格とその概要。

JIS A 9501 保温保冷工事施工標準
英文(英語名):
Standard practice for thermal insulation works
概要:
化学工業、燃料工業、及び熱利用動力に関する(プラント設備や配管などの)諸装置、並びに、空気調和設備、給排水衛生設備などの保温保冷工事の施行方法について。
JIS B 0100 バルブ用語
英文(英語名):
Glossary of Terms for Valves
概要:
主として配管に用いるバルブ・弁の名称、形式及び共通事項に関する用語について。
減圧弁、フート弁、チャッキ弁(チェックバルブ或いは逆止弁)、水栓、バタフライ弁(バタフライバルブ)、ゲートバルブ(仕切弁)、定水位弁、ニードルバルブ(ニードル弁)、リリーフ弁(逃し弁)、電動弁、背圧弁、ボール弁、緊急遮断弁、ダイヤフラムバルブ(ダイヤフラム弁)など、その種類や構造に関する用語などについて。
参考:バルブ・弁
JIS B 0116 パッキン及びガスケット用語
英文(英語名):
Glossary of Terms for Packings and Gaskets
概要:
パッキン及びガスケットの種類及び名称に関する用語並びに仕様に関する用語について。
水道用パッキン、シートパッキン、テフロンパッキン、Vパッキン、フランジパッキン、液体パッキン、耐熱パッキンなどの各種パッキンや、液体ガスケット、自動車やバイクなどに使われるマフラーガスケット、ヘッドガスケット、シートガスケット、ボルテックスガスケットなどの各種ガスケット、液状シール等、種類や名称及びその仕様・意味など。
参考:パッキン・ガスケット
JIS B 0151 鉄鋼製管継手用語
英文(英語名):
Iron and steel pipe fittings-Vocabulary
概要:
蒸気・水・ガス・空気などの流体を通す鉄鋼製の配管に用いる鉄鋼製管継手に関する用語及びその定義について。
管継手(フィッティッング)の基本、接合方式(ねじ込み式、ユニオン式、突合せ溶接式、差込み式、スリップオン溶接式、ソケット溶接式、フランジ式、くい込み式、フレア式、メカニカル式、ハウジング式)、固定式管継手(エルボ、ベンド、T、クロス、レジューサ、ソケット、カップリングなど)、管フランジ(板フランジ、ハブフランジ、ルーズフランジなど)、可動式管継手(回転式、スイベル式、フレキシブルメタルホースなど)、各種ベローズ形管継手など。
JIS B 0011-1 製図―配管の簡略図示方法―第1部:通則及び正投影図
英文(英語名):
Technical drawings−Simplified representation of pipelines−Part 1 : General rules and orthogonal representation
概要:
すべての材料製のあらゆる種類の管及び配管(剛体及び可とう体)を表すための簡略図の作成について。
JIS B 0011-2 製図―配管の簡略図示方法―第2部:等角投影図
英文(英語名):
Technical drawings−Simplified representation of pipelines−Part 2 : Isometric representation
概要:
JIS B 0011-1(製図―配管の簡略図示方法―第1部:通則及び正投影図)に規定する通則に加えて等角投影図に適用する補足規定について。
JIS B 0011-3 製図―配管の簡略図示方法―第3部:換気系及び排水系の末端装
英文(英語名):
Technical drawings-Simplified representation of pipelines−Part 3 : Terminal features of ventilation and drainage systems
概要:
配管系の換気及び排水の末端装置の製図に用いる簡略図示方法について。
JIS Z 3021 溶接記号
英文(英語名):
Symbolic Representation of Welds
概要:
溶接部の記号及び表示方法について。
溶接部の基本記号(両フランジ形、片フランジ形、I形、V形、X形、V形、J形、U形、H形、フレア形、すみ肉、プラグ、スロット、ビード肉盛、スポット、プロジェクション、シームなど)、補助記号(溶接部の表面形状・仕上方法、現場溶接、全周溶接、全周現場溶接、非破壊試験方法など)、溶接部の記号表示方法(説明線、基本記号及び補助記号の記載方法)、溶接部の記載例など。
引用規格として、JIS Z 2300(非破壊試験用語)とJIS Z 3001(溶接用語)がある。
JIS Z 8204 計装用記号
英文(英語名):
Instrumentation Symbols
概要:
化学、鉄鋼、石油精製などの装置工業の工程図などに、計測制御の機能又は設備を表す計装用記号について。
JIS Z 8207 真空装置用図記号
英文(英語名):
Vacuum technology−Graphical symbols
概要:
真空技術に使用する図記号について。
真空ポンプ(容積移送式、油圧回転真空ポンプ、ガスバラストポンプ、液封真空ポンプ、ルーツ真空ポンプなど)、バッフル(冷却バッフル、空冷式バッフルなど)、トラップ(コンデンサ)、圧力測定器(真空計、分圧真空計、熱陰極電解真空計、熱伝導真空計など)、配管及び継手、バルブ(仕切弁、バッフル弁、可変流量弁、手動弁、遠隔操作弁、シリンダ弁、電磁弁、電動弁)、真空槽、などの図記号、記号の使用例など。
JIS Z 8209 化学プラント用配管図記号
英文(英語名):
Symbols for Piping Drawings of Chemical Plants
概要:
化学プラントの配管図の製図及びこれに用いる記号について。
用語の意味、配管図の製図(正投影法、等角投影法)、パイプ(一般配管、かくれ管、トレース配管、重複管、保温・保冷配管、配管接続基本形、配管の交差など)、管継手(エルボ、T、キャップ、レジューサ、ハーフカップリング、ボス、ブランチコネクション、フランジなど)、バルブ及びバルブの操作部、ストレーナ、スチームトラップ、サイトグラス、計器、配管サポートなどの配管図記号、配管図に使用するその他の記号(配管の高さ、勾配、ラインマーク、流れの方向、バッテリーリミット、クラスチェンジ)など。
引用規格として、JIS Z 8114(製図−製図用語)、JIS Z 8204(計装用記号)などがある。
JIS Z 9102 配管系の識別表示
英文(英語名):
Identification Marking for Piping Systems
概要:
工場・鉱山・学校・劇場・船舶・車両・航空保安設備その他において、配管系に設けたバルブの誤操作を防止するなどの安全を図ること、配管系の取り扱いの適正化を図ることを目的に、配管に識別表示を行う場合の一般事項について。

配管の”基本”に関連するJIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ 記号,製図,用語等-基本-配管規格

記号,製図,用語等-基本-配管規格


■ パイプ・管-配管規格|ステンレスパイプ、アルミパイプ、炭素鋼鋼管、塩ビ配管等

炭素鋼鋼管、ステンレスパイプ、アルミパイプ、銅パイプ、鋳鉄管、ライニング管、硬質塩化ビニル管(塩ビ管)・ポリエチレン管等のプラスチック管(樹脂配管)など、各種”パイプ(管)”の規格とその概要。

JIS A 5314 ダクタイル鋳鉄管モルタルライニング
英文(英語名):
Mortar lining for ductile iron pipes
概要:
JIS G 5526(ダクタイル鋳鉄)に規定されているダクタイル鋳鉄管の内面に行うモルタルライニングについて。
ライニングの厚さ、ひび割れ、外観、材料、ライニングの成形方法、補修など。
JIS A 5350 強化プラスチック複合管
英文(英語名):
Fiberglass reinforced plastic mortar pipes
概要:
主に水路に使用される強化プラスチック複合管について。
用語の定義、種類(B形、C形、D形、T形)、品質、形状・寸法及び寸法の許容差、材料、製造方法、試験方法、検査方法、製品の呼び方など。
JIS G 3442 水配管用亜鉛めっき鋼管
英文(英語名):
Galvanized steel pipes for ordinary piping
概要:
水道用及び給水用以外の水配管(空調、消化、排水などをいう)に用いる亜鉛めっき鋼管について。
配管用炭素鋼鋼管(SGP)を原管とし、亜鉛めっきを施して耐食性を増した鋼管。亜鉛の付着量は配管用炭素鋼鋼管(SGP)の白管より多い。静水頭100m以下で上水道以外の空調,消火、排水、工業用水等の水配管に幅広く使用される。
JIS G 3443-1 水輸送用塗覆装鋼管−第1部:直管
英文(英語名):
Coated steel pipes for water service -- Part 1: Pipes
概要:
主に上水道、下水道、工業用水道及び農業用水に使用する塗覆装鋼管の直管について。
JIS G 3443-2 水輸送用塗覆装鋼管−第2部:異形管
英文(英語名):
Coated steel pipes for water service -- Part 2: Fittings
概要:
主に上水道、下水道、工業用水道及び農業用水に使用する塗覆装鋼管の異形管について。
異形管とは、管路の方向、径などを変えるのに用いる鋼管で、JIS G 3443-1 に規定する直管以外の鋼管のこと。
JIS G 3443-3 水輸送用塗覆装鋼管−第3部:外面プラスチック被覆
英文(英語名):
Coated steel pipes for water service -- Part 3: External plastic coatings
概要:
主に上水道、下水道、工業用水道及び農業用水に使用する水輸送用塗覆装鋼管の原管外面に施すプラスチック被覆について。
JIS G 3443-4 水輸送用塗覆装鋼管−第4部:内面エポキシ樹脂塗装
英文(英語名):
Coated steel pipes for water service -- Part 4: Internal epoxy coatings
概要:
主に上水道、下水道、工業用水道及び農業用水に使用する水輸送用塗覆装鋼管の原管内面に施すエポキシ樹脂塗装について。
なお、パイプの用途に上水道を含む場合(水源からの導水管など、多目的用途に使用される管路で、上水道が用途に含まれている場合を指す)には適用しない。
JIS G 3447 ステンレス鋼サニタリー管
英文(英語名):
Stainless steel sanitary pipes
概要:
酪農、食品工業などに用いるステンレス鋼サニタリー管について。
ステンレス鋼サニタリー管の種類には、SUS304TBS、SUS304LTBS、SUS316TBS 及び SUS316LTBS の4種類がある。
JIS G 3448 一般配管用ステンレス鋼管
英文(英語名):
Light gauge stainless steel tubes for ordinary piping
概要:
給水、給湯、排水、冷温水の配管及びその他の配管に用いるステンレス鋼管(ステンレスパイプ)について。
一般配管用ステンレス鋼管の種類には、SUS304TPD、SUS315J1TPD、SUS315J2TPD、SUS316TPD の4種類がある。
JIS G 3452 配管用炭素鋼管
英文(英語名):
Carbon steel pipes for ordinary piping
概要:
使用圧力の比較的低い蒸気、水(上水道用を除く)、油、ガス、空気などの配管に用いる炭素鋼管について。
流体の輸送用、SGPを原管としたプラスティックライニング鋼管(上水道用)、耐溝状腐食電縫鋼管(電気抵抗溶接鋼管の溶接部に発生する恐れのある溝状腐食の防止対策を施したもの)などとしても利用される。
一般に、SGPと呼ばれ広く利用されている炭素鋼鋼管。
JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管
英文(英語名):
Carbon steel pipes for pressure service
概要:
350℃程度以下で使用する圧力配管に用いる炭素鋼鋼管について。
ただし、高圧配管用炭素鋼鋼管は、JIS G 3455 による。適用する外径の標準寸法は、10.5mm〜660.4mmの範囲とする。
圧力配管用炭素鋼鋼管の種類には、STPG370、STPG410 の2種類がある。
JIS G 3455 高圧配管用炭素鋼鋼管
英文(英語名):
Carbon steel pipes for high pressure service
概要:
350℃以下で使用圧力が高い配管に用いる炭素鋼鋼管について。
高圧配管用炭素鋼鋼管の種類には、STS370、STS410、STS480 の3種類がある。
JIS G 3456 高温配管用炭素鋼管
英文(英語名):
Carbon steel pipes for high temperature service
概要:
350℃を超える温度で使用する配管に用いる炭素鋼管について。
高温配管用炭素鋼管管の種類には、STPT370、STPT410、STPT480 の3種類がある。
JIS G 3457 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
英文(英語名):
Arc welded carbon steel pipes
概要:
使用圧力の比較的低い蒸気、水、ガス、空気などの配管に用いるアーク溶接炭素鋼鋼管について。
配管用アーク溶接炭素鋼鋼管の種類は1種類であり、STPY400 の記号で表される。
JIS G 3458 配管用合金鋼鋼管
英文(英語名):
Alloy steel pipes
概要:
主に高温度の配管に用いる合金鋼鋼管について。
配管用合金鋼鋼管の種類には、STPA12(モリブデン鋼鋼管)、STPA20・STPA22・STPA23・STPA24・STPA25・STPA26(クロムモリブデン鋼鋼管)の7種類がある。
JIS G 3459 配管用ステンレス鋼管
英文(英語名):
Stainless steel pipes
概要:
耐食用、低温用、高温用などの配管に用いるステンレス鋼管(ステンレスパイプ)について。
配管用ステンレス鋼管(ステンレスパイプ)の種類には、SUS304TP、SUS304LTP、SUS316TP、SUS316LTPなどのほか、31種類がある。
JIS G 3460 低温配管用鋼管
英文(英語名):
Steel pipes for low temperature service
概要:
氷点以下の特に低い温度で用いる配管用鋼管について。
低温配管用鋼管の種類には、STPL380(炭素鋼鋼管)、STPL450・STPL690(ニッケル鋼鋼管)の3種類がある。
JIS G 3467 加熱炉用鋼管
英文(英語名):
Steel tubes for fired heater
概要:
主に石油精製工業、石油化学工業などの加熱炉においてプロセス流体加熱のために用いる炭素鋼鋼管、合金鋼鋼管、オーステナイト系ステンレス鋼鋼管及びニッケルクロム鉄合金管について。
低温配管用鋼管の種類には、炭素鋼鋼管(STF410)、モリブデン鋼鋼管(STFA12)、クロムモリブデン鋼鋼管(STFA22等)、オーステナイト系ステンレス鋼鋼管(SUS304TF等)、ニッケルクロム鉄合金管(NCF800TF等)など、19種類がある。
JIS G 3468 配管用溶接大径ステンレス鋼管
英文(英語名):
Large diameter welded stainless steel pipes
概要:
耐食用、低温用、高温用などの配管に用いる溶接大径ステンレス鋼管(ステンレスパイプ)について。
配管用溶接大径ステンレス鋼管の種類には、SUS304TPY、SUS304LTPY、SUS309STPY、SUS310STPY、SUS315J1TPY、SUS315J2TPY、SUS316TPY、SUS316LTPY、SUS317TPY、SUS317LTPY、SUS321TPY、SUS347TPY、SUS329J1TPY、SUS329J3LTPY、SUS329J4LTPY の15種類がある。
JIS G 3469 ポリエチレン被覆鋼管
英文(英語名):
Polyethylene coated steel pipes
概要:
ガス、油、水などの輸送に用いるもので、主に河川や海の底などを含む地中埋設用の外面ポリエチレン被覆鋼管について。
ポリエチレン被覆鋼管の種類には、P1H、P2S、P1Fの記号で表される3種類がある。
JIS G 4903 配管用継目無ニッケルクロム鉄合金管
英文(英語名):
Seamless nickel-chromium-iron alloy pipes
概要:
耐食用及び高温用の配管に用いる継目無ニッケルクロム鉄合金管について。
配管用継目無ニッケルクロム鉄合金管の種類には、NCF600TP、NCF625TP、NCF690TP、NCF800TP、NCF800HTP、NCF825TP の6種類がある。
JIS G 5202 高温高圧用遠心力鋳鋼管
英文(英語名):
Centrifugally cast steel pipes for high temperature and high pressure service
概要:
主として高温で使用される遠心力鋳鋼管について。
高温高圧用遠心力鋳鋼管の種類の記号には、SCPH1-CF(炭素鋼)、SCPH2-CF(炭素鋼)、SCPH11-CF(0.5%モリブデン鋼)、SCPH21-CF(1%クロム0.5%モリブデン鋼)、SCPH32-CF(2.5%クロム1%モリブデン鋼)がある。
JIS G 5525 排水用鋳鉄管
英文(英語名):
Cast-iron drainage pipes and fittings
概要:
自然流下式の汚水、雑排水、雨水及び通気の配管に使用する排水用鋳鉄管について。
排水用鋳鉄管には、接合形式別に、メカニカル形1種管、メカニカル形2種管及び差込み形RJ管の3種類がある。
JIS G 5526 ダクタイル鋳鉄管
英文(英語名):
Ductile iron pipes
概要:
地中又は地上に配管し、圧力下又は無圧力下で水の輸送などに使用するダクタイル鋳鉄管について。
ダクタイル鋳鉄管は、ダクタイル鋳鉄に適する原料を溶解し、鋳放しで黒鉛を球状化させるための適切な処理を行い、これを鋳型に注入し、遠心力を応用して鋳造する。
ダクタイル鋳鉄管は必要があるときは焼なましなどの熱処理を行う。
なお、ダクタイル鋳鉄とは、管に使用される鋳鉄の種類で、黒鉛が実質上球状で存在しているものをいう。
JIS G 5528 ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装
英文(英語名):
Epoxy-powder coating for interior of ductile iron pipes and fittings
概要:
ダクタイル鋳鉄管の内面に形成するエポキシ樹脂粉体塗膜及びその塗装方法について。
ダクタイル鋳鉄管とは、ダクタイル鋳鉄管及びダクタイル鋳鉄異形管をいう。
JIS H 3300 銅及び銅合金の継目無管
英文(英語名):
Copper and copper alloy seamless pipes and tubes
概要:
展伸加工した断面が丸形の銅及び銅合金継目無管について。
銅及び銅合金の継目無管の種類の記号には、無酸素銅継目無管(C1020)、タフピッチ銅継目無管(C1100)、りん脱酸銅継目無管(C1201、C1220)、丹銅継目無管(C2200、C2300)、黄銅継目無管(C2600、C2700、C2800)などがある。
JIS H 3320 銅及び銅合金の溶接管
英文(英語名):
Copper and copper alloy welded pipes and tubes
概要:
JIS H 3100(銅及び銅合金の板並びに条)に規定する合金番号が C1220・C2600・C2680・C4430・C4450・C7060・C7150 の条を、高周波誘導加熱溶接した銅及び銅合金の溶接管について。
この規格に規定される銅及び銅合金の溶接管の種類及び記号には、りん脱酸銅溶接管(C1220)、黄銅溶接管(C2600、C2680)、アドミラルティ黄銅溶接管(C4430)、りん入りアドミラルティ黄銅溶接管(C4450)、白銅溶接管(C7060、C7150)がある。
JIS H 3330 外面被覆銅管
英文(英語名):
Plastic covered copper tubes
概要:
使用圧力が 1.0MP以下の給水、給湯、排水、空調用冷温水の配管及びその他の配管に用いる外面に合成樹脂を被覆した継目無銅管について。
この規格に規定される外面被覆銅管の原管は、JIS H 3300(銅及び銅合金の継目無管)のC1220(りん脱酸銅)に規定するものである。
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
英文(英語名):
Aluminium and aluminium alloys extruded tubes and cold-drawn tubes
概要:
押出加工及び引抜加工したアルミニウム及びアルミニウム合金のパイプについて。
この規格で規定されるアルミパイプには、以下の種類の記号の押出管及び引抜管がある。
JIS H 4090 アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管
英文(英語名):
Aluminium and aluminium alloy welded pipes and tubes
概要:
アルミニウム及びアルミニウム合金並びにアルミニウム合金ブレージングシートを高周波誘導加熱溶接したアルミニウム及びアルミニウム合金の溶接管(以下、溶接管という。)、並びにアルミニウム及びアルミニウム合金板をイナートガスアーク溶接又はこれと同等な溶接方法によって溶接したアルミニウム及びアルミニウム合金の溶接管(以下、アーク溶接管という。)について。
この規格に規定されるアルミニウム及びアルミニウム合金の溶接管及びアーク溶接管の種類の記号は、それぞれ9種類づつがある。
JIS H 4202 マグネシウム合金継目無管
英文(英語名):
Magnesium alloy seamless pipes and tubes
概要:
押出しによって製造した、断面が丸形のマグネシウム合金継目無管について。
この規格で規定されるマグネシウム合金継目無管には、以下の種類の記号がある。
1種B(MT1B)、1種C(MT1C)、2種(MT2)、5種(MT5)、6種(MT6)、8種(MT8)、9種(MT9)。
JIS H 4311 一般工業用鉛及び鉛合金管
英文(英語名):
Lead and lead alloy tubes for common industries
概要:
押出製造した一般工業用に使用する鉛及び鉛合金管について。
なお、水道用鉛管は、JIS H 4312(水道用ポリエチレンライニング鉛管)による。
JIS H 4630 チタン及びチタン合金の継目無管
英文(英語名):
Titanium and titanium alloy seamless pipes
概要:
熱交換器以外に使用する断面が円形の耐食用のチタン及びチタン合金の継目無管について。
チタン及びチタン合金の継目無管には、TTP270(1種)、TTP340(2種) など、『TTP***』で表される種類の記号がある。
耐食性、耐海水性、耐すきま腐食性などに優れ、化学装置、石油精製装置、パルプ製紙工業装置などに利用される。
JIS K 6741 硬質ポリ塩化ビニル管
英文(英語名):
Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipes
概要:
主に一般流体輸送配管に用いる硬質ポリ塩化ビニル管(塩ビ管)及び耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管について。
ただし、水道用硬質ポリ塩化ビニル管(水道用塩ビ管)の製品仕様は JIS K 6742(水道用硬質ポリ塩化ビニル管)による。
硬質ポリ塩化ビニル管(塩ビ管)には、硬質ポリ塩化ビニル管:VP、VM、VU、耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管:HIVP、建物内排水用硬質ポリ塩化ビニル管:IDVP、埋設排下水用硬質ポリ塩化ビニル管:ISVP、水輸送用硬質ポリ塩化ビニル管:IWVP がある。
JIS K 6742 水道用硬質ポリ塩化ビニル管
英文(英語名):
Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipes for water supply
概要:
使用圧力0.75MPa以下の水道の配管に使用する硬質ポリ塩化ビニル管(塩ビ管)及び耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(耐衝撃性塩ビ管)について。
水道用硬質ポリ塩化ビニル管(水道用塩ビ管)には、硬質ポリ塩化ビニル管:VP、IWVP、耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管:HIVP がある。
JIS K 6761 一般用ポリエチレン管
英文(英語名):
Polyethylene pipes for General Purposes
概要:
主に水輸送に使用する一般用ポリエチレン管の機械的特性、物理的特性、材料の種類及び一般的特性について。
一般用ポリエチレン管の材料の種類には、PE50、PE63、PE80、PE100 がある。
JIS K 6762 水道用ポリエチレン二層管
英文(英語名):
Double wall polyethylene pipes for water supply
概要:
使用圧力0.75MPa以下の水道に使用するポリエチレン二層管の機械的特性、物理的特性、材料の種類及び一般的特性について。
水道用ポリエチレン二層管の材料の種類には、PE50、PE63、PE80、PE100 がある。
JIS K 6769 架橋ポリエチレン管
英文(英語名):
Crosslinked polyethylene (PE-X) pipes
概要:
主に温度95℃以下の水輸送用に使用する架橋ポリエチレン管について。
なお、水道用架橋ポリエチレン管については、JIS K 6787(水道用架橋ポリエチレン管)による。
架橋ポリエチレン管の種類及び記号には、PN10とPN15 とがあり、管の構造によっては、M種とE種とに分類される。
JIS K 6771 軟質ビニル管
英文(英語名):
Flexible vinyl tube
概要:
主として液体の輸送に使用する軟質塩化ビニル管について。
品質、寸法、色、材料及び加工方法、試験方法、表示など。
JIS K 6774 ガス用ポリエチレン管
英文(英語名):
Polyethylene pipes for the supply of gaseous fuels
概要:
都市ガス及び液化石油ガスの供給に使用する埋設用ポリエチレン管の物理的性質、種類及び管製造材料の一般的性質について。
定義及び記号、品質、寸法、試験方法、検査、試験結果の数値の表し方、表示など。
JIS K 6776 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管
英文(英語名):
Chlorinated poly (vinyl chloride) (PVC-C) pipes for hot and cold water supply
概要:
温度90℃以下の水の配管に使用する耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管について。
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管の種類の記号には、HT と IHT とがある。
JIS K 6778 ポリブテン管
英文(英語名):
Polybutene (PB) pipes
概要:
主に温度90℃以下の水輸送用に使用するポリブテン管について。
なお、水道用ポリブテン管については、JIS K 6792(水道用ポリブテン管)による。
JIS K 6780 耐圧ポリエチレンリブ管
英文(英語名):
Profile wall polyethylene pipes
概要:
主に耐久性を要求される下水道管路、道路雨水排水管路などや、道路下の管路などの地価構造物に外圧管として使用される、受口部、直管部及び差口部が一体に成形された耐圧ポリエチレンリブ管について。
耐圧ポリエチレンリブ管の種類の記号には、R形(R30、R45、R60、R90、R120)とF形(F30、F45、F60、F90、F120)とがある。
JIS K 6787 水道用架橋ポリエチレン管
英文(英語名):
Crosslinked polyethylene (PE-X) pipes for water supply
概要:
使用圧力0.75MPa以下の、水道の主に屋内配管に使用する架橋ポリエチレン管について。
ただし、架橋ポリエチレン管は、JIS K 6769(架橋ポリエチレン管)による。
水道用架橋ポリエチレン管の種類の記号には、M種(単層:XM、XMND)とE種(二層:XE)とがある。
JIS K 6792 水道用ポリブテン管
英文(英語名):
Polybutene (PB) pipes for water supply
概要:
主の使用圧力0.75MPa以下の、水道用の屋内配管に使用するポリブテン管について。
なお、ポリブテン管については、JIS K 6778(ポリブテン管)による。
JIS K 7013 繊維強化プラスチック管
英文(英語名):
Fibre reinforced plastic pipes
概要:
流体を搬送するのに使用する繊維強化プラスチック管について。
なお、最高使用圧力は、液体の場合は2MPa、気体の場合は1MPaとする。
繊維強化プラスチック管とは、熱硬化性樹脂を繊維状基材で強化した複合材によって作られ、熱硬化性又は熱可塑性樹脂の耐食層をもつ管状製品である。
繊維強化プラスチック管の種類には、1類と2類とがある。
JIS K 9797 リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管
英文(英語名):
Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) three layer pipes with recycled solid core
概要:
埋設部で無圧の一般流体輸送配管に用いるリサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管(RS-VU)について。
ポリ塩化ビニルとは、塩化ビニルの単量体の重合によって製造される樹脂のことである。
JIS K 9798 リサイクル硬質ポリ塩化ビニル発泡三層管
英文(英語名):
Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) three layer pipes with recycled foamed core
概要:
屋内の無圧の排水配管に用いるリサイクル硬質ポリ塩化ビニル発泡三層管(RF-VP)について。
JIS R 1201 陶管
英文(英語名):
Clay pipes
概要:
陶製円形管について。
陶管の種類には、T類とU類とがある。
種類、形状・寸法・反り及び角度、品質、ジョイント材料、試験方法、検査、表示など。

パイプ・管に関連するJIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ パイプ・管-配管規格

パイプ(管)-配管規格


■ 配管継手-配管規格|ユニオン等ねじ込み式・溶接式、塩ビ継手、SUS継手等

ねじ込み式・突合せ溶接式・差込み式の管継手、ステンレス鋼・アルミニウム・銅管継手・ポリ塩化ビニル継手(塩ビ継手)・ポリエチレン管継手など、”配管継ぎ手(管継ぎ手・フィッティング)”に関連する規格とその概要。

JIS B 2301 ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手
英文(英語名):
Screwed type malleable cast iron pipe fittings
概要:
給水・中水・消火用水・工業用水・空調用冷温・冷却水などの水、油、蒸気、空気、ガスなどの一般配管(主として配管用炭素鋼管を使用する配管をいい、高圧用、電線管用、その他の特殊な配管は除く)に用いるねじ込み式可鍛鋳鉄製管継ぎ手について。
ここでいう継ぎ手とは、表面の状態が鋳放し、めっき、コーティング及び外面樹脂被覆の表面の状態のものをいい、背面が鋳放し及びめっきの継手については、給水用に適用しない。
ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手の種類には、形式により、T形とU形があり、形状による種類には、エルボ、T(ティー)、ベンド、クロス、ブッシング、ニップル、キャップ、プラグ、ユニオン、などがある。
ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手の材料は、JIS G 5705(可鍛鋳鉄品)に規定する FCMB27-05 若しくはこれと同等以上の黒心可鍛鋳鉄、又は FCMW34-04 若しくはこれと同等以上の白心可鍛鋳鉄とする。
ただし、ユニオンを除く直線形状の大きさの呼び3/8以下の継ぎ手は、これらの可鍛鋳鉄と同等以上の鉄系材料を用いてもよく、プラグについては、JIS G 5501(ねずみ鋳鉄品)に規定する FC200 又はこれと同等以上の材料を用いてもよい。
JIS B 2302 ねじ込み式鋼管製管継手
英文(英語名):
Screwed type steel pipe fittings
概要:
水、油、蒸気、空気、ガスなどの一般配管に使用するねじ込み式鋼管製管継ぎ手について。
JIS G 3452(配管用炭素鋼管)に規定する配管用炭素鋼鋼管に使用するもので、樹脂をコーティングした継手は、主として水道用樹脂ライニング鋼管に使用する。
ネジ込み式鋼管製管継ぎ手の種類には、その形状により、バレルニップル、クローズニップル、ロングニップル及びソケットの4種類がある。
また、表面の状態による種類には、無めっき、めっき及びコーティングの3種類がある。
JIS B 2303 ねじ込み式排水管継手
英文(英語名):
Screwed drainage fittings
概要:
JIS G 3452(配管用炭素鋼管)を用いた排水配管に使用するねじ込み式排水管継ぎ手について。
ねじ込み式排水管継手には、90°エルボ、45°エルボなどをはじめ、21種類がある。
JIS B 2308 ステンレス鋼製ねじ込み継手
英文(英語名):
Stainless steel threaded fittings
概要:
蒸気、空気、ガス、水、油、などの一般配管に使用する、ステンレス鋼製ねじ込み継手のタイプ、圧力-温度基準、最小寸法及び材料について。
ステンレス鋼製ねじ込み継手は、エルボ、チーズ、ハーフソケット、六角ニップル、ユニオンなどをはじめ、12種類がある。
この規格の対応国際規格は以下となる。
・ISO 4144:2003 Pipework -- Stainless steel fittings threaded in accordance with ISO 7-1
JIS B 2311 一般配管用鋼製突合せ溶接式管継手
英文(英語名):
Steel butt-welding pipe fittings for ordinary use (Amendment 1)
概要:
使用圧力が比較的低い蒸気、水、油、ガス、空気などの一般配管(JIS G 3452 配管用炭素鋼管 を用いた配管及び JIS G 3457 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管 のパイプを用いた配管)に突合せ溶接によって取り付ける鋼製の管継ぎ手について。
用語の定義、種類、耐圧性、形状・寸法、外観、材料、製造方法、検査、製品の呼び方、表示など。
一般配管用鋼製突合せ溶接式管継ぎ手の形状による種類には、90°エルボ(ロング、ショート)、同心レジューサ、偏心レジューサなどがある。
また、材料による種類には以下があり、対応する鋼管は、JIS G 3452 のSGP と JIS G 3457 のSTPY400 であり、FSGP:白管継手(亜鉛めっきを施した管継ぎ手)、FSGP:黒管継手(亜鉛めっきを施さない管継ぎ手)、PY400:黒管継手(亜鉛めっきを施さない管継ぎ手)がある。
JIS B 2312 配管用鋼製突合せ溶接式管継手
英文(英語名):
Steel butt-welding pipe fittings (Amendment 1)
概要:
主として圧力配管(JIS G 3454 による圧力配管用炭素鋼鋼管を用いた配管)、高圧配管(JIS G 3455 による高圧配管用炭素鋼鋼管を用いた配管)、高温配管(JIS G 3456 による高温配管用炭素鋼管を用いた配管)、合金鋼配管(JIS G 3458 による配管用合金鋼鋼管を用いた配管)、ステンレス鋼配管(JIS G 3459 による配管用ステンレス鋼管を用いた配管)、低温配管(JIS G 3460 による低温配管用鋼管を用いた配管)及び加熱炉用鋼管(JIS G 3467 による加熱炉用鋼管を用いた配管)に、突合せ溶接によって取り付ける鋼製及びニッケルクロム鉄合金製の継目無管継ぎ手について。
配管用鋼製突合せ溶接式管継手の形状による種類には、90°エルボ(ロング、ショート)、同心レジューサ、偏心レジューサなどがある。
また、材料による種類には、配管用管継手と加熱炉用管継手の材料による種類の記号があり、多くの種類がある。
【配管用管継手の材料による種類の記号】
・PG370(炭素鋼)、PA12(合金鋼)、SUS304、SUS316(ステンレス鋼)、など多数。
【加熱炉用管継手の材料による種類の記号】
・FT410(炭素鋼)、FA23(合金鋼)、SUS304F、SUS316F(ステンレス鋼)、など多数。
JIS B 2313 配管用鋼板製突合せ溶接式管継手
英文(英語名):
Steel plate butt-welding pipe fittings (Amendment 1)
概要:
主として圧力配管(JIS G 3454 による圧力配管用炭素鋼鋼管を用いた配管)、高温配管(JIS G 3456 による高温配管用炭素鋼管を用いた配管)、合金鋼配管(JIS G 3458 による配管用合金鋼鋼管を用いた配管)、ステンレス鋼配管{JIS G 3459(HTPは除く)及び JIS G 3468 による配管用ステンレス鋼管を用いた配管}及び低温配管(JIS G 3460 による低温配管用鋼管を用いた配管)に、突合せ溶接によって取り付ける長手継継手をもつ管継ぎ手について。
配管用鋼板製突合せ溶接式管継手の形状による種類には、90°エルボ(ロング、ショート)、同心レジューサ、偏心レジューサなどがある。
また、材料による種類の記号には、PG370W(炭素鋼)、PA23W(合金鋼)、SUS304W、SUS316W(ステンレス鋼)などをはじめ、多くの種類がある。
JIS B 2316 配管用鋼製差込み溶接式管継手
英文(英語名):
Steel socket-welding pipe fittings
概要:
主として圧力配管(JIS G 3454 による圧力配管用炭素鋼鋼管を用いた配管)、高圧配管(JIS G 3455 による高圧配管用炭素鋼鋼管を用いた配管)、高温配管(JIS G 3456 による高温配管用炭素鋼管を用いた配管)、合金鋼配管(JIS G 3458 による配管用合金鋼鋼管を用いた配管)、ステンレス鋼配管(JIS G 3459 による配管用ステンレス鋼管を用いた配管)及び低温配管(JIS G 3460 による低温配管用鋼管を用いた配管)に、差込み溶接によって取り付ける鋼製の継目無管継ぎ手について。
定義、種類、耐圧性、化学成分、機械的性質、オーステナイト平均結晶粒度、硬さ、形状・寸法、外観、材料、製造方法、試験及び検査、製品の呼び方、表示など。
配管用鋼製差込み溶接式管継手の形状による種類には、90°エルボ、フルカップリング、45°Yなどがある。
また、材料による種類の記号には、PS370(炭素鋼)、PA24(合金鋼)、SUS304、SUS316(ステンレス鋼)、等多数がある。
JIS B 2321 配管用アルミニウム及びアルミニウム合金製突合せ溶接式管継手
英文(英語名):
Aluminium and aluminium alloy butt-welding pipe fittings
概要:
アルミニウム及びアルミニウム合金管(JIS H 4080 によるアルミニウム及びアルミニウム合金継目無管、及びJIS H 4090 によるアルミニウム及びアルミニウム合金溶接管)の配管に突合せ溶接によって取り付けるアルミニウム及びアルミニウム合金製の継目なし及び長手継手をもつ管継ぎ手について。
配管用アルミニウム及びアルミニウム合金製突合せ溶接式管継ぎ手の種類は、耐圧性、形状、用途、製造方法、材料、スタブエンドの呼び圧力などによって多くの種類が規定されている。
一般配管用管継ぎ手、圧力管用管継ぎ手(継目無管継ぎ手)、圧力管用管継ぎ手(溶接管継ぎ手)、スタブエンドなど。
JIS B 2352 ベロ−ズ形伸縮管継手
英文(英語名):
Bellows type expansion joints
概要:
ベロ−ズ形伸縮管継ぎ手について。
なお、ベローズの断面は、円形で一つ以上の伸縮素子をもつベローズ管継ぎ手に適用される。
ベローズ管継手とは、軸方向、軸曲げ、軸直角方向などの変位を、一つ以上のベローズの伸縮・屈曲によって吸収する管継ぎ手のことである。
ベローズ管継手には、軸方向変位のベローズ管継手(Axial expansion joint)、軸曲げ変位のベローズ管継手(Angular expansion joint)、軸直角方向変位のベローズ管継手(Lateral expansion joint)、万能変位のベローズ管継手(Universal expansion joint)の4種類の形式がある。
JIS B 8607 冷媒用フレア及びろう付け管継手
英文(英語名):
Flare type and brazing type fittings for refrigerants
概要:
銅及び銅合金に対して腐食性のない冷媒を用いた、冷凍装置の銅管の接続に使用するフレア管継ぎ手(管端部のフレア加工を含む)、銅合金ろう付けソケット管継ぎ手及びろう付け管継ぎ手について。
管継ぎ手及び銅管に用いる材料は次による。
・フレア及び銅合金ろう付けソケット管継手の材料:JIS H 3250 の C3604、C3771
・ろう付け管継手、フレア及びろう付け用銅管の材料:JIS H 3300 の C1220
JIS G 3451 水輸送用塗覆装鋼管の異形管
英文(英語名):
Fittings of Coated Steel Pipes for Water Service
概要:
2004年確認時に廃止
JIS G 5527 ダクタイル鋳鉄異形管
英文(英語名):
Ductile iron fittings
概要:
地中又は地上に配管し、圧力下又は無圧力下で水の輸送などに使用するダクタイル鋳鉄異形管について。
管は、ダクタイル鋳鉄に適する原料を溶解し、鋳放しで黒鉛を球状化させるための適切な処理を行い、これを鋳型に注入し、鋳造する。
なお、管は、必要があるときは焼なましなどの熱処理を行う。
JIS H 3401 銅及び銅合金の管継手
英文(英語名):
Pipe fittings of copper and copper alloys
概要:
JIS H 3300(銅及び銅合金の継目無管)の配管用銅管及び水道用銅管並びに JIS H 3330(外面被覆銅管)の外面被覆銅管に差し込み、差しろう付又は、はんだ付する銅及び銅合金製の管継ぎ手について。
定義、種類及び記号、性能、外観及び形状、寸法及びその許容差、管継ぎ手の呼び径による組合せ、材料、製造方法、試験、検査、製品の呼び方、表示など。
銅及び銅合金の管継手は、接合部の寸法及び許容差によって、1種と2種の2種類がある。
JIS K 6739 排水用硬質ポリ塩化ビニル管継手
英文(英語名):
Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipe fittings for drain
概要:
JIS K 6741(硬質ポリ塩化ビニル管)に規定する VP 及び IDVP を使用する排水用硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合に用いる硬質ポリ塩化ビニル継ぎ手について。
排水用硬質ポリ塩化ビニル管継手の種類の記号には、DV(適用する管の記号はVP)とIDDV(適用する管の記号はIDVP)とがある。
JIS K 6743 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手
英文(英語名):
Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) pipe fittings for water supply
概要:
JIS K 6742(水道用硬質ポリ塩化ビニル管)に規定する水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手の主として接着接合に用いる硬質ポリ塩化ビニル管継手及び耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管継ぎ手について。
継ぎ手の種類及び記号には、TS、IWPS(硬質ポリ塩化ビニル管継手)、HITS(耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管継手)がある。
JIS K 6770 架橋ポリエチレン管継手
英文(英語名):
Crosslinked polyethylene (PE-X)pipe fittings
概要:
主に温度95℃以下の水輸送用に使用する架橋ポリエチレン管の接合に用いる架橋ポリエチレン管継ぎ手について。
水道用架橋ポリエチレン管継ぎ手については、JIS K 6788(水道用架橋ポリエチレン管継手)による。
定義、種類及び記号、性能、外観、構造及び形状、材料、試験方法、検査、表示など。
JIS K 6775-1 ガス用ポリエチレン管継手−第1部:ヒートフュージョン継手
英文(英語名):
Polyethylene pipe-fittings for the supply of gaseous fuels-Part 1:Heatfusion fittings
概要:
都市ガス及び液化石油ガスの供給に使用する、JIS K 6774(ガス用ポリエチレン管)に適合するポリエチレン管及びJIS K 6775-2(ガス用ポリエチレン管継手−第2部:スピゴット継手)に適合するスピゴット継手との融着接合に用いるヒートフュージョン継手の物理的性質、継ぎ手材料の一般的性質、継ぎ手の寸法、及び性能について。
継ぎ手の種類には、接合部形状によって、ソケット形継手(テーパ形状の内周面をもつ接合形状の継手)と、サドル形継手(管の外径基本寸法と同じ曲率の鞍状の接合面をもつ接合部形状の継手)とがある。
JIS K 6775-2 ガス用ポリエチレン管継手−第2部:スピゴット継手
英文(英語名):
Polyethylene pipe-fittings for the supply of gaseous fuels- Part 2 : Spigot fittings
概要:
都市ガス及び液化石油ガスの供給に使用する、JIS K 6774(ガス用ポリエチレン管)に適合するポリエチレン管及びJIS K 6775-1(ガス用ポリエチレン管継手−第1部:ヒートフュージョン継手)及びJIS K 6775-3(ガス用ポリエチレン管継手−第3部:エレクトロフュージョン継手)に適合するポリエチレン管継手との融着接合に用いるスピゴット継手の物理的性質、継ぎ手材料の一般的性質、継ぎ手の寸法、及び性能について。
継ぎ手の種類には、接合方法及び成形方法によって、EF専用スピゴット継ぎ手、バット専用スピゴット継ぎ手、スピゴット継ぎ手などがある。
JIS K 6775-3 ガス用ポリエチレン管継手−第3部:エレクトロフュージョン継手
英文(英語名):
Polyethylene pipe-fittings for the supply of gaseous fuels-Part 3:Electrofusion fittings
概要:
都市ガス及び液化石油ガスの供給に使用する、JIS K 6774(ガス用ポリエチレン管)に適合するポリエチレン管及びJIS K 6775-2(ガス用ポリエチレン管継手−第2部:スピゴット継手)に適合するスピゴット継手との電気融着接合に用いるエレクトロフュージョン継手の物理的性質、継ぎ手材料の一般的性質、継ぎ手の寸法、及び性能について。
継ぎ手は、電熱線などの発熱体をもち、その種類は、接合部形状によって、ソケット形継手、サドル形継手、などの種類がある。
JIS K 6777 耐熱性硬質塩化ビニル管継手
英文(英語名):
Chlorinated poly (vinyl chloride) (PVC-C) pipe fittings for hot and cold water supply
概要:
JIS K 6776(耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管)に規定する耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管の主に接着接合に用いる耐熱性硬質塩化ビニル管継手について。
用語及び定義、種類及び記号、性能、外観及び形状、寸法及びその許容差、材料、試験方法、検査、表示など。
耐熱性硬質塩化ビニル管継手の種類の記号には、HT と IHT とがある。
JIS K 6779 ポリブテン管継手
英文(英語名):
Polybutene(PB) pipe fittings
概要:
JIS K 6778(ポリブテン管)に規定する主に温度90℃以下の水輸送用に使用するポリブテン管の接合に用いる管継ぎ手について。
ポリブテン管継手の種類は、接合方式によって区分し、メカニカル式継ぎ手(M種)、電気融着式継ぎ手(定電流方式)(E種 A形)、電気融着式継ぎ手(定電圧方式)(E種 B形)、熱融着式継ぎ手(H種)などがある。
JIS K 6788 水道用架橋ポリエチレン管継手
英文(英語名):
Crosslinked polyethylene(PE-X) pipe fittings for water supply
概要:
JIS K 6787(水道用架橋ポリエチレン管)に規定する、使用圧力0.75MPa以下の、水道の主に屋内配管に使用する架橋ポリエチレン管の接合に用いる管継ぎ手について。
ただし、架橋ポリエチレン管継ぎ手については JIS K 6770(架橋ポリエチレン管継手)による。
定義、種類及び記号、性能、外観、構造及び形状、材料、試験方法、検査、表示、取扱上の注意事項など。
JIS K 6793 水道用ポリブテン管継手
英文(英語名):
Polybutene(PB) pipe fittings for water supply
概要:
JIS K 6792(水道用ポリブテン管)に規定する主に使用圧力0.75MPa以下の水道の屋内配管に使用するポリブテン管の接合に用いる管継ぎ手について。
ポリブテン管継ぎ手については、JIS K 6779(ポリブテン管継手)による。
水道用ポリブテン管継手の種類は、接合方式によって区分し、メカニカル式継ぎ手(M種)、電気融着式継ぎ手(定電流方式)(E種 A形)、電気融着式継ぎ手(定電圧方式)(E種 B形)、熱融着式継ぎ手(H種)などがある。
JIS K 7014 繊維強化プラスチック管継手
英文(英語名):
Fittings and joints for fibre reinforced plastic pipes
概要:
液体を搬送するのに使用される標準的な繊維強化プラスチック管の継ぎ手について。
なお、最高使用圧力は、液体の場合は2MPa、気体の場合は1MPaとする。
用語の定義、種類、性能、形状・寸法、外観、材料、製造方法、試験、検査、表示、取扱上の注意、試験結果の数値の表し方など。

配管継手に関連するJIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ 配管継手-配管規格

配管継手-配管規格


■ フランジ-配管規格|ルーズフランジ、各種溶接フランジの種類、鋼製管フランジ等

炭素鋼・低合金鋼・ステンレス鋼等の鋼製管フランジ、鋳鉄製管フランジ、銅合金製管フランジ、アルミニウム合金製管フランジ、真空装置用フランジなど、”フランジ(管フランジ)”に関連する規格とその概要。

JIS B 2205 管フランジの計算基準
英文(英語名):
Basis for calculation of pipe flanges
概要:
リングガスケットを用いるボルト締め管フランジの応力計算基準について。
記号、フランジの計算、外圧力を受けるフランジ、割フランジ、円形穴をもつ非円形フランジなど。
フランジの計算において、この規格で取り上げるフランジの種類には以下がある。
(1)ルーズ形フランジ
(a)ラップジョイント形フランジ:
スタブエンドと組み合わせて使用するフランジ。
(b)差込み形フランジ:
フランジをパイプにねじ込むか又は差し込んで溶接で取り付けるフランジ。
(2)一体形フランジ:
フランジをパイプと一体に鋳造若しくは鍛造したもの、又はフランジとパイプとが一体になるように完全溶込み溶接したフランジ。
(3)任意形フランジ
なお、全面形ガスケットを用いる全面座フランジの計算基準と、金属面接触フランジの計算基準については、付属する以下の参考に規定されている。
【参考1 全面形ガスケットを用いる全面座フランジ】
全面形ガスケットを用いる全面座フランジの応力計算方法について。
【参考2 金属面接触フランジ】
金属面接触フランジの応力計算方法について。
JIS B 2206 アルミニウム合金製管フランジの計算基準
英文(英語名):
Basis for calculation of aiuminium alloy pipe flanges
概要:
アルミニウム及びアルミニウム合金製のリングガスケットを用いるボルト締め円形管フランジの応力計算基準、内圧作用時にガスケット面に働く合計荷重(ガスケット反力)の計算基準及び設計圧力における所要ガスケット反力の計算基準について。
記号、フランジの種類、フランジの応力計算、フランジの剛性計算、所要フランジ板厚及び設計圧力など。
フランジの計算において、この規格で取り上げるフランジの種類には以下がある。
(1)ルーズ形フランジ
(a)ラップジョイント形フランジ:
スタブエンドと組み合わせて使用するフランジ。
(b)差込み形フランジ:
フランジをパイプにねじ込むか又は差し込んで溶接で取り付けるフランジ。
(2)一体形フランジ:
フランジをパイプと一体に鋳造若しくは鍛造したもの、又はフランジとパイプとが一体になるように完全溶込み溶接したフランジ。
(3)任意形フランジ
JIS B 2207 全面形ガスケットを用いるアルミニウム合金製全面座管フランジの計算基準
英文(英語名):
Basis for calculation of aluminium alloy pipe flanges with full face gasket
概要:
アルミニウム及びアルミニウム合金製の全面形ガスケットを用いるボルト締め円形管フランジの応力計算基準、内圧作用時にガスケット面に働く合計荷重(ガスケット反力)の計算基準及び設計圧力における所要フランジ板厚の計算基準について。
記号、ハブ-フランジリング接続部のモーメント係数及びせん断力係数、全面形ガスケットを用いる全面座管フランジの諸量の計算、所要フランジ板厚及び設計圧力など。
この規格の引用規格には以下がある。
・JIS B 2206(アルミニウム合金製管フランジの計算基準)
・JIS B 2241(アルミニウム合金製管フランジ)
JIS B 2220 鋼製管フランジ
英文(英語名):
Steel welding pipe flanges
概要:
蒸気、空気、ガス、水、油などの一般配管(JIS G 3452 配管用炭素鋼管 を用いた配管及び JIS G 3457 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管 のパイプを用いた配管)、圧力配管(JIS G 3454 による圧力配管用炭素鋼鋼管を用いた配管)、高圧配管(JIS G 3455 による高圧配管用炭素鋼鋼管を用いた配管)、高温配管(JIS G 3456 による高温配管用炭素鋼管を用いた配管)、合金鋼配管(JIS G 3458 による配管用合金鋼鋼管を用いた配管)、及びステンレス配管(JIS G 3459 による配管用ステンレス鋼管を用いた配管及び JIS G 3468 による配管用溶接大径ステンレス鋼管を用いた配管)に使用する鋼管、バルブなどの配管部品を接合する呼び圧力 5K、10K、10K薄形、16K、20K 及び 30K の呼び径から1500Aまでの鋼製管フランジについて。
配管部品と一体にその一部を構成するフランジ(一体フランジ)も、この規格の適用範囲内である。
鋼製管フランジの種類及びその呼び方(記号)は、フランジの形状によって区分し、以下の種類がある。
■溶接式フランジ:
・スリップオン溶接式フランジ(板フランジ):SOP
・スリップオン溶接式フランジ(ハブフランジ):SOH
・ソケット溶接式フランジ:SW
・突合せ溶接式フランジ:WN
■遊合形フランジ(ルーズフランジ、ラップジョイント):LJ
■ねじ込み式フランジ:TR
■一体フランジ:IT
■閉止フランジ(ブラインドフランジ):BL
なお、上記のスリップオン溶接式フランジ(ハブフランジ)(SOH)の呼び圧力20K及び30Kの形式には、A形、B形、及びC形がある。
ガスケット座の種類及びその呼び方(記号)には、全面座(FF)、平面座(RF)、はめ込み形(MF)、メール座(MF-M)、フィメール座(MF-F)、溝形(TG)、タング座(TG-T)、グルーブ座(TG-G)などがある。
鋼製管フランジは、亜鉛めっきの有無により、黒フランジ(亜鉛メッキを施さないフランジ)と白フランジ(ZN)(溶融亜鉛メッキ又は電気亜鉛メッキを施したフランジ)がある。
鋼製管フランジの材料は、溶接に適したものとし、圧延材、鍛造材、鋳造材が用いられ、それぞれ炭素鋼、低合金鋼、ステンレス鋼のフランジがある。
炭素鋼(SS400、S25C、SF440A、SFVC2A、SC410、SCPH2等)、低合金鋼(SFVAF1,SCPH11・SCPH21等)、ステンレス鋼(SUS304、SUS316、SUSF304、SUSF316L、SCS13A、SCS16A等)。
なお、上記の材料と同等以上と認められるASTM材料とISO材料が、参考として規定されている。
この規格には、以下に示す附属書がある。
附属書1(参考) フラッシュ溶接によって製造するフランジ
附属書2(参考) 鋼管の外径
附属書3(参考) ASTM材料及びISO材料の規格
附属書4(参考) 小平面座
附属書5(参考) 溶接式フランジの溶接部詳細
附属書6(参考) 呼び圧力2K、40K及び63Kのフランジ
附属書7(参考) フランジの計算質量
附属書8(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 2239 鋳鉄製管フランジ
英文(英語名):
Cast iron pipe flanges
概要:
蒸気、空気、ガス、水、油などの流体に使用する鋼管を接合し、また鋳鉄製の管、管継手、バルブなどに使用する呼び圧力5K、10K、10K薄形、16K及び20Kの呼び径10Aから1500Aまでの鋳鉄製管フランジについて。
この規格の対応国際規格は以下となる。
・ISO 7005-2:1988 Metallic flanges -- Part 2: Cast iron flanges
定義、フランジの種類及びその呼び方、ガスケット座の種類及びその呼び方、材料、流体の温度と最高使用圧力との関係、寸法、外観、ガスケット座面の仕上げ、試験方法、受渡検査、製品の呼び方、表示など。
鋳鉄製管フランジの種類及びその呼び方(記号)は、フランジの形状によって区分し、ねじ込み式フランジ:TR、一体フランジ:IT がある。
鋳鉄製管フランジの材料は、所定の機械的性質を満足する材料とし、以下などの材料が用いられる。
ねずみ鋳鉄:FC200、球状黒鉛鋳鉄:FCD-S、FCD350・FCD400・FCD450、黒心可鍛鋳鉄:FCMB27-5・FCMB35-10・FCMB35-10S など。
JIS B 2240 銅合金製管フランジ
英文(英語名):
Copper alloy pipe flanges
概要:
蒸気、空気、ガス、水、油などの流体に使用する銅及び銅合金管を接合し、また銅合金製の管継手、バルブなどに使用する呼び圧力5K、10K及び16Kの呼び径10Aから600Aまでの銅合金製管フランジについて。
銅合金製管フランジの種類及びその呼び方(記号)は、フランジの形状によって区分し、スリップオンろう付式フランジ:SO、一体フランジ:IT がある。
銅合金製管フランジのガスケット座の種類及びその呼び方(記号)は、全面座(FF)の1種類である。
銅合金製管フランジの材料は、材料規格に規定された材料記号の機械的性質と同等以上の材料とし、ろう付式フランジの材料は、ろう付に適した材料とする。
この規格には、以下に示す附属書がある。
附属書1(参考) 鋼及び銅合金管の外径
附属書2(参考) スリップオンろう付式フランジのろう付部詳細
附属書3(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 2241 アルミニウム合金製管フランジ
英文(英語名):
Aluminium alloy pipe flanges
概要:
液体、空気、ガスなどの配管に使用するアルミニウム及びアルミニウム合金管、バルブなどの配管部品を接合する呼び圧力5K、10K及び16Kの呼び径10Aから600Aまでのアルミニウム合金製管フランジについて。
アルミニウム合金製管フランジの種類は、突合せ溶接式フランジ(WN)の1種類とし、また、そのガスケット座は、平面座(RF)とする。
アルミニウム合金製管フランジの材料は、以下の材料又はそれらの材料規定に規定された材料記号の機械的性質と同等以上の材料とする。
■JIS H 4040:A5083BE、A5083BD、A6061BE、A6061BD
・対応ASTM材料規格(参考):ASTM B221(5083、6061)、ASTM B211(6061)
・対応ISO材料規格(参考):ISO 6362-1〜-5(AlMg4,Mn0,7、AlMg1SICu)、ISO 6363-1,-2,-4及び-5(AlMg4,Mn0,7、AlMg1SICu)
■JIS H 4140:A5083FD、A5083FH、A6061FD、A6061FH
・対応ASTM材料規格(参考):ASTM B247(5083、6061)
この規格には、以下に示す附属書がある。
附属書1(参考) アルミニウム及びアルミニウム合金管の外径
附属書2(参考) フランジの溶接部詳細
JIS B 2290 真空装置用フランジ
英文(英語名):
Vacuum technology−Flange dimensions
概要:
この規格は、次の組合せのフランジに互換性をもたせるため、真空技術に使用するフランジ及びカラーの寸法を規定し、ボルト締めフランジ、クランプ締めフランジ及び回転フランジに適用する。
(a)組み立てられるフランジが同種(例えば、ボルト締めフランジ同士、クランプ締めフランジ同士など)、又は異種(例えば、ボルト締めフランジがボルト又はクランプを用いてクランプフランジと組み立てられている場合、ボルト締めフランジがボルトと回転フランジを用いてクランプフランジと組み立てられている場合など)のいずれでもよい。
(b)フランジのシーリングは、シール線荷重に適合するものであれば エラストマーOリング又はメタルシールリングのいずれでもよい。
JIS B 8602 冷媒用管フランジ
英文(英語名):
Pipe flanges for refrigerants
概要:
冷凍装置及びヒートポンプ装置に用いる、配管用及び止め弁用の管フランジについて。
冷媒用管フランジは、鋼製フランジと銅合金製フランジの2種類とし、主に用いられる冷媒、フランジの種類と形状、接続形式、接続方法及び最高使用圧力によって区分される。

フランジに関連するJIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ フランジ-配管規格

フランジ-配管規格


■ バルブ・弁-配管規格|種類・面間寸法・形式・材料、減圧弁、チャッキ弁等

バルブ・弁の口径・呼び径、面間寸法や形式、プロセス用調節弁、青銅弁、ねずみ鋳鉄弁、可鍛鋳鉄弁、水栓、玉形弁・仕切弁・アングル弁・逆止弁(チャック弁/チャッキ弁)等の鋼製弁、安全弁、減圧弁、電磁弁など、”バルブ・弁”に関連する規格とその概要。

JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径
英文(英語名):
Nominal size and bore of valves
概要:
主として配管に用いるバルブの呼び径及び口径について。
ただし、次のバルブは除く。
(a)圧力逃がし弁
(b)水栓
(c)トラップ、空気弁 及びこれに類するバルブ
(d)油圧用、空気圧用、冷凍装置用など特定分野に用いられるバルブ
この規格で呼び径及び口径を規定するバルブ・弁の呼び圧力は、2K、4.5K、5K、7.5K、10K、16K、20K、30K、40K、63K とする。
ただし、4.5Kと7.5Kは屋外水道用だけに用いる。
JIS B 2002 バルブの面間寸法
英文(英語名):
Face-to-face and end-to-end dimensions of valves
概要:
主として配管に用いるバルブ・弁の面間寸法について。
この規格で面間寸法を規定するバルブの用途は、一般機械装置に用いる一般機械装置用、船に用いる船用、屋外水道に用いる屋外水道用とする。
また、この規格で面間寸法を規定するバルブの種類は以下とする。
(1)仕切弁
(2)玉形弁(リフト逆止め弁及びねじ締め逆止め弁を含む。)
(3)アングル弁(アングル形リフト逆止め弁及びアングル形ねじ締め逆止め弁を含む。)
(4)スイング逆止め弁(スイングチャッキ弁)
(5)ボール弁
(6)プラグ弁
(7)バタフライ弁(バタフライ逆止め弁を含む。)
(8)調節弁
JIS B 2003 バルブの検査通則
英文(英語名):
General rules for inspection of valves
概要:
JIS B 部門(機械部門)に規定するバルブの検査通則について。
なお、その他の呼び圧力63K以下の一般用のバルブ・弁に適用してもよい。
用語の定義、構造検査、寸法検査、外観検査、材料検査、圧力検査、その他の検査(非破壊検査、蒸気検査など)など。
JIS B 2004 バルブの表示通則
英文(英語名):
General rules for marking on valves
概要:
JIS B 部門(機械部門)に規定するバルブの表示通則について。
なお、この規格は他の部門のバルブ・弁にも適用することが望ましい。
用語の定義、表示(一般事項、表示項目、表示位置、表示方法)など。
JIS B 2005-1 工業プロセス用調節弁−第1部:調節弁用語及び一般的必要条件
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 1: Control valve terminology and general considerations
概要:
すべての形式の工業用プロセス用調節弁の用語及び一般的必要条件について。
製品用語及び定義については、調節弁、ダイヤフラム弁、ゲート弁、グローブ弁、ボール弁、バタフライ弁、プラグ弁、バルブボディ、呼び径(Nominal size)(DN)、呼び圧力(Nominal pressure)(PN)、ボンネット、接続端、フランジ形、フランジレス形、ねじ込み形、溶接形、バルブトリム、バルブシート、シートリング、閉止部品、弁棒、駆動部、駆動部パワーユニット、ヨーク、駆動軸、継手などの用語の定義がある。
JIS B 2005-2-1 工業プロセス用調節弁−第2部:流れの容量−第1節:取付け状態における流れのサイジング式
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 2-1: Flow capacity -- Sizing equations for fluid flow under installed conditions
概要:
調節弁を流れる圧縮性流体及び非圧縮性流体の流れを予測する式について。
定義、取付け、記号、非圧縮性流体に対するサイジング式、圧縮性流体に対するサイジング式、補正係数の決定など。
JIS B 2005-2-3 工業プロセス用調節弁−第2部:流れの容量−第3節:試験手順
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 2-3: Flow capacity -- Test procedures
概要:
工業用プロセス用調節弁に適用し、JIS B 2005-2-1 の諸式に使用する次の変数を決定するための流れの容量の試験手順について。
a)容量係数C
b)継手を接続しない場合の調節弁の液体圧力回復係数Fl
c)継手を接続する倍の調節弁の液体回復係数と配管形状係数との組合せ係数Flp
d)配管形状係数Fp
e)差圧比係数XtとXtp
f)バルブ形状修正係数Fd
g)レイノルズ数係数Fr
JIS B 2005-2-4 工業プロセス用調節弁−第2部:流れの容量−第4節:固有流量特性及びレンジアビリティ
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 2: Flow capacity -- Section Four: Inherent flow characteristics and rangeability
概要:
流れの容量について適用し、代表的な調節弁の固有流量特性及び固有レンジアビリティの表し方について。
用語の定義、代表的な固有流量特性、実際の固有流量特性と製造業の固有流量特性との許容差など。
JIS B 2005-3-1 工業プロセス用調節弁−第3部:寸法−第1節:フランジ形二方ストレート形グローブ調節弁の面間寸法及びアングル形グローブ調節弁の中心−面間寸法
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 3-1: Dimensions -- Face-to-face dimensions for flanged, two-way, globe-type, straight pattern and centre-to-face dimensions for flanged, two-way, globe-type, angle pattern control valves
概要:
フランジ形二方ストレート形グローブ調節弁及びフランジ形二方アングル形グローブ調節弁の呼び径並びに定格圧力に対応する面間寸法(FTF)及び中心-面間寸法(CTF)について。
なお、適用する呼び径は、フランジ形二方ストレート形グローブ調節弁のDN15〜DN400及びフランジ形二方アングル形グローブ調節弁のDN25〜DN400とする。
この規格の対応国際規格は以下となる。
・IEC 60534-3-1 Ed. 1.0:2000 (b) Industrial-process control valves - Part 3-1: Dimensions - Face-to-face dimensions for flanged, two-way, globe-type, straight pattern and centre-to-face dimensions for flanged, two-way, globe-type, angle pattern control valves
定義、呼び径及び定格圧力、面間寸法及び中心-面間寸法、許容差、フランジ接合面など。
JIS B 2005-3-2 工業プロセス用調節弁−第3部:寸法−第2節:バタフライ弁を除く回転形調節弁の面間寸法
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 3-2: Dimensions -- Face-to-face dimensions for rotary control valves except butterfly valves
概要:
呼び径がDN20からDN400までのフランジレス形及びフランジ形セグメントボール弁並びに偏心形ロータリ弁について。
大平面座フランジについてだけ規定し、溶接式及びねじ込み式の弁にはこの規格を適用しない。
呼び圧力は、PN10、PN16、PN20、PN25、PN40、PN50、PN63、PN100 及び PN100とする。
面間寸法において、以下に示す対応が適用される。
・PN20 は、ANSI のクラス 125 及び 150 に対応する。
・PN50 は、ANSI のクラス 250 及び 300 に対応する。
・PN110 は、ANSI のクラス 600 に対応する。
フランジレス調節弁とは、接続フランジをもたずに、配管フランジの間に挟んで取り付ける調節弁である。
JIS B 2005-3-3 工業プロセス用調節弁−第3部:寸法−第3節:突合せ溶接形二方ストレート形グローブ調節弁の面間寸法
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 3-3: Dimensions -- End-to-end dimensions for buttweld, two-way, globe-type, straight pattern control valves
概要:
呼び径がDN15からDN450までの突合せ溶接形二方ストレート形グローブ調節弁の、呼び径及び定格圧力に対応する面間寸法について。
この規格の目的は、突合せ溶接形調節弁の標準化された寸法を提供することによって、使用者の配管設計を助けることにある。
定義、呼び径及び定格圧力、面間寸法、許容差など。
JIS B 2005-5 工業プロセス用調節弁−第5部:表示
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 5: Marking
概要:
調節弁の必須及び補足表示について。
必須表示項目の中には特殊設計された調節弁では不適切なものがあり、補足表示の中には、特定形式の調節弁にだけ適しているものがある。
受渡当事者間で特に協定がなければこの規格による表示を推奨する。
必須表示は、恒久的に残るような表示方法とする。
必修表示はバルブボディと一体化されたものか、又はバルブボディに確実に固定された銘板(一般的な識別銘板とは異なる。)に表示する。
補足表示の表示位置についても規定しており、通常、補足表示は識別銘板に表示する。
JIS B 2005-6-1 工業プロセス用調節弁−第6部:調節弁へのポジショナの取付けの詳細−第1節:直線運動駆動部へのポジショナの取付け
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 6: Mounting details for attachment of positioners to control valves -- Section 1: Positioner mounting on linear actuators
概要:
直接又は中間にマウンティングブラケットを用いて、調節弁を直線運動する調節弁駆動部に取り付けられるポジショナの取付けの詳細について。
この規格は、駆動部とポジショナとの間の互換性が要求される場合に適用する。
JIS B 2005-6-2 工業プロセス用調節弁−第6部:調節弁へのポジショナの取付けの詳細−第2節:回転運動駆動部へのポジショナの取付け
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 6-2: Mounting details for attachment of positioners to control valves -- Positioner mounting on rotary actuators
概要:
直接又はマウンティングブラケットを用いて、調節弁の回転運動部に取り付けるポジショナの取付方法の詳細について。
この規格は、駆動部とポジショナとの間の互換性が要求される場合に適用する。
JIS B 2005-7 工業プロセス用調節弁−第7部:調節弁データシート
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 7: Control valve data sheet
概要:
プロセス系用の大部分の調節弁を調達する場合に、一般的に必要な要求事項の一覧表について。
プロセスの要求事項によっては項目を規定できない場合もある。
このデータシートの様式は、標準化したデータを提示することによって仕様書作成者を支援し、また、データ処理装置使用の際の基準となるように書式化されている。
JIS B 2005-8-1 工業プロセス用調節弁−第8部:騒音−第1節:調節弁の空気力学的流動騒音の実験室における測定
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Part 8: Noise considerations -- Section One: Laboratory measurement of noise generated by aerodynamic flow through control valves
概要:
圧縮性流体が調節弁及び関連する固定絞りを含む配管系を通過する流れによって発生する空気伝ぱ音圧レベルを実験室において測定するための装置、方法及び手順について。
この規格は、大気に直接放出する調節弁には適用しない。
JIS B 2007 工業プロセス用調節弁−試験及び検査
英文(英語名):
Industrial-process control valves -- Inspection and routine testing
概要:
呼び圧力63K又はPN100(クラス600)以下の工業プロセス用調節弁(工業プロセスに使用することを目的とし、外部からの信号を受け、操作器によって本体部内の閉止部品の位置を変えることができるバルブ)の試験及び検査について。
JIS B 2011 青銅弁
英文(英語名):
Bronze, gate, globe, angle, and check valves
概要:
給水・給湯設備・空調設備・機械装置などの配管に用いる青銅弁について。
青銅弁の種類は、呼び圧力、弁の種類、シート及び呼び径の組合せによって、以下の種類がある。
■呼び圧力 5K の青銅弁
・ねじ込み形玉形弁(メタルシート及びソフトシート)
・ソルダー形玉形弁(メタルシート及びソフトシート)
・ねじ込み形仕切弁(メタルシート)
・ソルダー形仕切弁(メタルシート)
■呼び圧力 10K の青銅弁
・ねじ込み形玉形弁(メタルシート及びソフトシート)
・ねじ込み形アングル弁(メタルシート及びソフトシート)
・ソルダー形玉形弁(メタルシート及びソフトシート)
・ねじ込み形仕切弁(メタルシート)
・ソルダー形仕切弁(メタルシート)
・ねじ込み形リフトチャッキ弁(メタルシート及びソフトシート)
・ねじ込み形スイングチャッキ弁(メタルシート及びソフトシート)
・ソルダー形リフトチャッキ弁(メタルシート及びソフトシート)
・ソルダー形スイングチャッキ弁(メタルシート及びソフトシート)
・フランジ形玉形弁(メタルシート及びソフトシート)
・フランジ形アングル弁(メタルシート及びソフトシート)
・フランジ形仕切弁(メタルシート)
JIS B 2031 ねずみ鋳鉄弁
英文(英語名):
Gray cast iron valves
概要:
一般の機械装置などに用いるねずみ鋳鉄弁について。
ねずみ鋳鉄弁の種類は、呼び圧力、弁の種類及び呼び径の組合せによって、以下の種類がある。
・フランジ形外ねじ仕切弁(呼び圧力:5K)
・フランジ形玉形弁(呼び圧力:10K)
・フランジ形アングル弁(呼び圧力:10K)
・フランジ形内ねじ仕切弁(呼び圧力:10K)
・フランジ形外ねじ仕切弁(呼び圧力:10K)
・フランジ形スイングチャッキ弁(呼び圧力:10K)
JIS B 2032 ウェハー形ゴムシートバタフライ弁
英文(英語名):
Wafer type rubber-seated butterfly valves
概要:
機械装置、建築設備、水処理などの一般設備用配管に使用するウェハー形ゴムシートバタフライ弁について。
ただし、船用及び水道用のものには適用しない。
ウェハー形ゴムシートバタフライ弁の種類には、その形式により、中心形(弁体外周が弁棒の中心と同一面上にある構造形式)と偏心形(弁体外周が弁棒の中心線を含んだ平面上にはなく、それと平行な平面上にある構造形式)の2種類がある。
また、呼び圧力は10K及び16Kの2種類があり、呼び径は、50、65、80、100、125、150、200、250、300、350、400、450、500 及び 600 の14種類がある。
JIS B 2051 可鍛鋳鉄10Kねじ込み形弁
英文(英語名):
Malleable iron 10 K screwed valves
概要:
一般の機械装置などに用いる可鍛鋳鉄弁について。
可鍛鋳鉄弁の種類は、呼び圧力、弁の種類及び呼び径の組合せによって、以下の種類がある。
・10K ねじ込み形玉形弁(メタルシート)
・10K ねじ込み形玉形弁(ソフトシート)
・10K ねじ込み形仕切弁(メタルシート)
・10K ねじ込み形リフトチャッキ弁(メタルシート)
・10K ねじ込み形リフトチャッキ弁(ソフトシート)
・10K ねじ込み形スイングチャッキ弁(メタルシート)
・10K ねじ込み形スイングチャッキ弁(ソフトシート)
JIS B 2061 給水栓
英文(英語名):
Faucets, ball taps and flush valves
概要:
次に示す単水栓、湯水混合水栓、止水栓、ボールタップ及び洗浄弁・洗浄水栓(それぞれ電気開閉式のものを含む)について。
a)使用圧力0.75MPa以下の給水・給湯用の単水栓、湯水混合水栓及び止水栓。ただし、太陽熱利用温水器専用の水栓は除く。
b)使用圧力0.75MPa以下の給水用のボールタップ。
b)使用圧力0.75MPa以下の洗浄弁・洗浄水栓。
定義、種類・呼び径及び補助区分、性能、構造・形状・寸法、材料、試験方法、検査、製品の呼び方、表示など。
JIS B 2062 水道用仕切弁
英文(英語名):
Sluice valves for water works
概要:
最高使用圧力0.74MPa{7.5kgf/cm2}の水道用仕切弁について。
種類、性能、構造・形状・寸法及び許容差、操作機構、外観、材料、塗装、試験、検査、製品の呼び方、表示など。
JIS B 2071 鋼製弁
英文(英語名):
Steel valves
概要:
第1章 鋳鋼フランジ形弁:
一般の機械装置、化学装置などに用いる鋳鋼フランジ形弁について。
鋳鋼フランジ形弁の種類は、呼び圧力、弁の種類及び呼び径の組合せによって、フランジ形玉形弁、フランジ形アングル弁、フランジ形仕切弁、フランジ形スイングチャッキ弁、などの種類がある。
第2章 一般工業用鋼製弁:
一般分野に用いる鋼製弁について。
一般工業用鋼製弁の接続端形式は、フランジ形、突合せ溶接形、差込み溶接形及びねじ込み形とする。
ボンネット形式は、ボルテッドボンネット、プレッシャーシールボンネット、溶接ボンネット、スクリューボンネット及びボンネットレスとする。
第3章 石油及び天然ガス工業用ボルテッドボンネット鋳鋼弁:
石油精製及び関連する分野で要求されるエロージョン、コロージョン又は使用条件から、フルポートの口径寸法及び厚い肉厚を必要とするボルテッドボンネット鋼製便について。
JIS B 8210 蒸気用及びガス用ばね安全弁
英文(英語名):
Steam boilers and pressure vessels -- Spring loaded safety valves
概要:
円筒コイルばねによる直動式の蒸気用ばね安全弁及びガス用ばね安全弁について。
ただし、以下に示すものは含まない。
(1)液体の圧力を開放するために供するもの。
(2)設定圧力0.1MPa未満及び42.9MPaを超えるもの。
(3)車両用など特殊構造のもの。
(4)圧力調整に用いるアンローダに類するもの。
(5)弁座口の径が15mm未満のもの。
JIS B 8245 液化石油ガス容器用弁
英文(英語名):
Valves for liquefied petroleum gas cylinder
概要:
48℃における圧力が、1.53MPaを超え、1.82MPa以下の液化石油ガスを充てんする、主として内容積3L以上120未満の液化石油ガスの容器に使用する弁について。
液化石油ガス容器用弁の種類及び記号には以下がある。
・ガス充てん口ねじ式(安全装置があるもの:S、ないもの:O)
・ガス充てん口カップリング式(安全装置があるもの:SC、ないもの:OC)
JIS B 8246 高圧ガス容器用弁
英文(英語名):
Valves for high pressure gas cylinders
概要:
内容積150L未満の高圧ガスの容器に使用する弁について。
ただし、溶解アセチレン容器用弁及び液化石油ガス容器用弁には適用しない。
高圧ガス容器用弁の種類は、充てん口及び安全装置の形式によって区分される。
JIS B 8401 蒸気トラップ
英文(英語名):
Automatic steam traps
概要:
以下に示す作動方式による蒸気トラップについて。
a)メカニカルトラップ:
凝縮水の水位によって作動する。密閉フロート式、開放フロート式(上向きバケット)、開放フロート式(下向きバケット)がある。
b)サーモスタチックトラップ:
凝縮水の温度によて作動する。蒸気圧式、バイメタル式、液体又は固体膨張式がある。
c)サーモダイナミックトラップ:
凝縮水の運動学によて作動する。ディスク式、インパルス式、ラビリンス又はオリフィス式がある。
JIS B 8410 水道用減圧弁
英文(英語名):
Pressure reducing valves for water works
概要:
主に温水用熱交換器の給水に用いる逆流防止機構を内蔵した給水一次側が最高使用圧力750kPaの水道用減圧弁について。
水道用減圧弁の種類及び記号は、設定圧力、口径の呼び及び用途によって区分される。
JIS B 8414 温水機器用逃し弁
英文(英語名):
Relief valves for hot water appliances
概要:
最高使用圧力100kPa以下、又は200kPa以下の温水用熱交換器に用いる温水器用逃し弁について。
温水機器用逃し弁の種類及び記号は、吹き始め圧力、口径の呼びによって区分される。
JIS B 8471 水用電磁弁
英文(英語名):
Water pipe line -- Solenoid valves
概要:
工業用水を流す管路に使用し、開閉機能をもつ、次の仕様の電磁弁について。
a)作動圧力差範囲:0〜1.0MPaの範囲の間にあるものとする。
b)最高許容圧力:最高許容圧力は、1.0MPaとする。
c)周囲温度:周囲温度は、5〜40℃とする。
d)水の温度:水の温度は、50℃以下又は90℃以下の2種類とする。
e)口径の呼び:口径の呼びは、50A以下とする。
f)電気絶縁部の耐熱クラス:電気絶縁部の耐熱クラスは、表4に示す通りとする。
JIS B 8472 蒸気用電磁弁
英文(英語名):
Steam pipe line -- Solenoid valves
概要:
蒸気を流す管路に使用し、開閉機能をもつ次の使用条件の電磁弁について。
(1)作動圧力範囲:作動圧力範囲は、0〜1.0MPaの範囲の間にあるものとする。
(2)最高使用圧力:最高使用圧力は、0.5MPa及び1.0MPaの2種類とする。
(3)周囲温度:周囲温度は、5〜50℃とする。
(4)蒸気の最高使用温度:蒸気の最高使用温度は、0.5MPaのときは159℃及び1.0MPaのときは184℃の2種類とする。
JIS B 8473 燃料油用電磁弁
英文(英語名):
Fuel oil pipe line -- Solenoid valves
概要:
燃料油を流す管路に使用し、開閉機能をもつ、次の仕様の電磁弁について。
a)作動圧力差:0〜2.5MPaの範囲の間にあるもの。
b)最高許容圧力:0.05〜2.5MPaの範囲の間にあるもの。
c)周囲温度:周囲温度は、−20〜+60℃。
d)燃料油の温度及び動粘度:表1に示す範囲。
JIS B 8605 冷媒用止め弁
英文(英語名):
Stop valves for refrigerants
概要:
冷媒用止め弁について。
冷媒用止め弁の形式には、弁棒と弁箱との間のシールの方法により、以下の種類と記号がある。
・グランド式(記号:P):グランドパッキン、Oリングなどでシールを行うもの。
・ベローズ式(記号:B):ベローズでシールを行うもの。
・ダイアフラム式(記号:D):ダイアフラムでシールを行うもの。

バルブ・弁に関連するJIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ バルブ・弁-配管規格

バルブ・弁-配管規格


■ ねじ(ネジ)-配管規格|管用平行ねじ・管用テーパねじ・一般用メートルねじ等

配管及びフランジ・バルブ・管継手などの配管部品に使用される”ねじ(ネジ)”に関連する規格とその概要。

JIS B 0202 管用平行ねじ
英文(英語名):
Parallel pipe threads
概要:
管用平行ネジについて。
管(パイプ)、管用部品、流体機器などの接合において、機械的結合を主目的とするネジに適用される。
引用規格として、JIS B 0101(ねじ用語)、JIS B 0203(管用テーパねじ)、JIS B 0254(管用平行ねじゲージ)がある。
JIS B 0203 管用テーパねじ
英文(英語名):
Taper pipe threads
概要:
管用テーパネジについて。
管、管用部品、流体機器などの接合において、ねじ部の耐密性を主目的とするネジに適用される。
油井管その他、特定のもののネジには適用されない。
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部:基準山形
英文(英語名):
ISO general purpose metric screw threads−Part1 : Basic profile
概要:
一般用メートルねじ(M)に対する基準山形について。
基準山形(basic profile)とは、軸線を含む断面において、めねじとおねじとが共有する理論上の寸法と角度とで定義されるねじの理論上の形状のこと。
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系
英文(英語名):
ISO general purpose metric screw threads−Part2 : General plan
概要:
JIS B 0205-1(一般用メートルねじ−第1部:基準山形)に規定する基準山形をもつ、一般用メートルねじ(M)の呼び径及びピッチの選択について。
呼び径及びピッチの選択は、呼び径については、1欄から3欄までの選択肢があり、ピッチについては、並目と細目の選択しがあるが、呼び径については、1欄の呼び径を最優先に選ぶ。
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
英文(英語名):
ISO general purpose metric screw threads−Part3 : Selected sizes for screws, bolts and nuts
概要:
JIS B 0205-1(一般用メートルねじ−第1部:基準山形)に規定する基準山形をもつ一般用メートルねじ(M)の呼び径1mmから64mmまでの範囲で、ねじ部品用として選択したサイズについて。
選択したこれらのサイズは、一般の工業用として推奨されている。これらのネジは、JIS B 0205-2(一般用メートルねじ−第2部:全体系)の中から選択されており、ネジの呼び方は、JIS B 0209-1(一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ)を参照している。
JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部:基準寸法
英文(英語名):
ISO general purpose metric screw threads−Part4 : Basic dimensions
概要:
JIS B 0205-2(一般用メートルねじ−第2部:全体系)による一般用メートルねじの基準寸法について。
この基準寸法は、JIS B 0205-1(一般用メートルねじ−第1部:基準山形)に規定する基準山形の寸法である。
JIS B 0253 管用テーパねじゲージ
英文(英語名):
Gauges for Taper Pipe Threads
概要:
JIS B 0203(管用テーパねじ)に規定する管用テーパおねじ(R)、管用テーパめねじ(Rc)及び管用平行めねじ(Rp)の寸法検査に用いる管用テーパねじゲージ(点検プラグといい、ネジ用ゲージと点検プラグを総称してゲージという)及びその点検に用いるゲージについて。
テーパねじリングゲージは、テーパおねじの基準径から管端までの範囲のねじの互換性を総合的に検査するもので、ゲージの切欠きに対するテーパおねじ管端の軸方向のずれによって判定するもの。
テーパねじプラグゲージは、テーパめねじ又は平行めねじの管端から、テーパおねじの基準の長さに相当する長さの範囲内で、ねじの互換性を総合的に検査するもので、ゲージの切欠きに対するテーパめねじ又は平行めねじの管端の軸方向のずれによって判定する。
JIS B 0254 管用平行ねじゲージ
英文(英語名):
Screw Thread Limit Gauges for Parallel Pipe Threads
概要:
JIS B 0202(管用平行ねじ)に規定する管用平行ねじ(G)の寸法検査に用いる限界ゲージ(ねじ用限界ゲージという)及びその点検に用いるゲージ(点検用ゲージといい、ネジ用限界ゲージと点検用ゲージを総称してゲージという)について。
ネジ用限界ゲージの種類(通りねじリングゲージ、止りねじプラグゲージ、通りねじプラグゲージ、止りねじプラグゲージ)・形状・寸法及・寸法許容差及び公差、点検用ゲージの種類(通りねじリングゲージ用通り点検プラグ、通りねじリングゲージ用止り点検プラグ、通りねじリングゲージ用摩耗点検プラグ、止りねじリングゲージ用通り点検プラグ、止りねじリングゲージ用止り点検プラグ、止りねじリングゲージ用摩耗点検プラグ)、記号・形状・寸法・許容差・公差、ネジとネジ用限界ゲージ・点検用ゲージの公差相互の位置関係、ゲージのねじ山形、材料・硬さ及び表面粗さ、検査方法、測定の温度条件、合否判定、呼び方、表示など。

ねじ(ネジ)に関連するJIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ ねじ(ネジ)-配管規格

ねじ(ネジ)-配管規格


■ ボルト・ナット-配管規格|六角,四角,六角穴付き,袋ナット,スタッドボルト,穴径等

配管及び管継手・バルブ・フランジなどの配管部品に使用される”ボルト・ナット”に関連する規格とその概要。

JIS B 1001 ボルト穴径及びざぐり径
英文(英語名):
Diameter of Clearance Holes and Counterbores for Bolts and Screws
概要:
一般に用いるボルト・小ねじなどに対するすきま穴の径(ボルト穴径)及びざぐり径について。
この規格で規定されるボルト穴径の1級、2級及び3級は、ISO 273-1979(Fasteners - Clearance holes for bolts and screws)の fine、medium 及び coarse によっている。
JIS B 1051 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第1部:ボルト,ねじ及び植込みボルト
英文(英語名):
Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy steel−Part 1 : Bolts, screws and studs
概要:
炭素鋼製及び合金鋼製のボルト、ネジ及び植込みボルト(スタッドボルト)を、10〜35℃の環境温度範囲内で試験したときの機械的性質について。
この規格は、以下の条件のボルト、ネジ及び植え込みボルト(スタッドボルト)に適用される。
・M1.6〜M39の並目ねじ及びM8×1〜M39×3の細目ねじのもの
・ねじの呼び径とピッチの組合せが JIS B 0205 又は JIS B 0207 よるもの
・ねじの等級が JIS B 0209 又は JIS B 0211 によるもの
・炭素鋼製又は合金鋼製のもの
この規格は、引張力を受けない止めネジ及び類似のネジ部品には適用しない(JIS B 1053 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第5部:引張力を受けない止めねじ及び類似のねじ部品 参照。)。
また、溶接性、耐食性、温度300℃以上の耐熱性又は−50℃以下の耐寒性、耐せん断性、耐疲労性などの特性に対する要求については規定しない。
JIS B 1163 四角ナット
英文(英語名):
Square nuts
概要:
一般に用いる鋼製の四角ナットについて(木材用に使用する四角ナットは除く)。
定義、機械的性質、形状・寸法、四角ナットのねじ、表面状態、材料、表面処理、仕上げ程度、検査(機械的性質、形状・寸法、ネジ検査、表面状態など)、製品の呼び方、表示など。
JIS B 1176 六角穴付きボルト
英文(英語名):
Hexagon socket head cap screws
概要:
六角穴付きボルトの特性について。
この規格で規定する寸法及び製品仕様以外の要求がある場合には、それらの要求を、例えば、JIS B 0205-2、JIS B 0209-2、JIS B 1009、JIS B 1021、JIS B 1051、JIS B 1054-1 及び JIS B 1057 から選択するのがよい。
六角穴付きボルトの種類、形状・寸法・製品仕様及び製品の呼び方、表示など。
JIS B 1180 六角ボルト
英文(英語名):
Hexagon head bolts and hexagon head screws
概要:
鋼製、ステンレス製及び非鉄金属製の六角ボルトの特性について。
この規格で規定する寸法及び製品仕様以外の要求がある場合には、それらの要求を、例えば JIS B 0205-4、JIS B 0209-1、JIS B 1003、JIS B 1009、JIS B 1021、JIS B 1051 及び JIS B 1054-1 から選択するのがよい。
六角ボルトの種類(呼び径六角ボルト、全ねじ六角ボルト、有効径六角ボルト)、形状・寸法・製品仕様及び製品の呼び方、表示など。
JIS B 1181 六角ナット
英文(英語名):
Hexagon nuts and hexagon thin nuts
概要:
鋼製、ステンレス製及び非鉄金属製の六角ナットの特性について。
この規格で規定する寸法及び製品仕様以外の要求がある場合には、それらの要求を、例えば JIS B 0205-4、JIS B 0209-1、JIS B 1021、JIS B 1052 及び JIS B 1054-2 から選択するのがよい。
六角ナットの種類(六角ナット-スタイル1、六角ナット-スタイル2、六角ナット-C、六角低ナット-両面取り、六角低ナット-面取りなし)、形状・寸法・製品仕様及び製品の呼び方、表示など。
JIS B 1182 四角ボルト
英文(英語名):
Square head bolts
概要:
一般に用いる鋼製の四角ボルトについて。
用語の定義、四角ボルトの種類(四角ボルト、大形四角ボルト)、機械的性質、形状・寸法、ねじ、表面状態、材料、表面処理、仕上げ程度、検査、製品の呼び方、表示など。
JIS B 1183 六角袋ナット
英文(英語名):
Domede cap nuts
概要:
一般に用いる鋼製の六角袋ナット(鋼ナット)、ステンレス製の六角袋ナット(ステンレスナット)及び黄銅製の六角袋ナット(黄銅ナット)について。
定義、六角袋ナットの種類(六角袋ナット、小形六角袋ナット)、等級、機械的性質、形状・寸法、ねじ、表面状態、材料、表面処理、仕上げ程度、検査、製品の呼び方、表示など。

ボルト・ナットに関連するJIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ ボルト・ナット-配管規格

ボルト・ナット-配管規格


■ Oリング等シール-配管規格|ガスケット、ジョイントシート、サイズ・溝寸法・材質等

配管及びフランジ・管継手・バルブなどの配管部品のシールに使用される Oリンクやガスケットなどの”シール”に関連する規格とその概要。

JIS B 2401 Oリング
英文(英語名):
O-rings
概要:
ISO一般工業用Oリング(シリーズG)及びISO精密機器用Oリング(シリーズA)並びに一般機器に用いるOリング(P)、固定用Oリング(G)及び真空フランジ用Oリング(V)について。
この規格で定める寸法及び許容差は、適切な製造設備が利用できる限りいかなる材料にも適用できる。
最も一般的に利用する製造設備は、国際ゴム硬さ 70IRHD の NBR(二トリルゴム)の縮み率に基づいている(JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方 参照)。
この標準のNBRと異なる縮み率の材料においては、規定されている寸法許容差を維持するために特別な金型を必要とすることがある。
定義及び記号、形状、Oリングの用途別種類・材料別種類、内径・外形寸法(溝寸法)、外観、材料(材質)、試験及び検査、寸法識別コード、表示など。
Oリングには、用途別と材料別で以下の種類がある。
【Oリンクの用途別種類とその記号】
■ISO一般工業用⇒用途の記号:シリーズG
■ISO精密機器用⇒用途の記号:シリーズA
■運動用Oリング⇒用途の記号:P
■固定用Oリング⇒用途の記号:G
■真空フランジ用Oリング⇒用途の記号:V
【Oリンクの材料別種類】
■二トリルゴム(NBR)相当(1種A又は1A):
⇒耐鉱物油用でタイプAデュロメータ硬さA70のもの
■二トリルゴム(NBR)相当(1種B又は1B):
⇒耐鉱物油用でタイプAデュロメータ硬さA90のもの
■二トリルゴム(NBR)相当(2種又は2):
⇒耐ガソリン用
■スチレンブタジエンゴム(SBR)又はエチレンプロピレンゴム(EPDM)相当(3種又は3):
⇒耐動植物油用
■シリコーンゴム(VMQ)相当(4種C又は4C):
⇒耐熱用
■フッ素ゴム(FKM)相当(4種D又は4D):
⇒耐熱用
JIS B 2404 管フランジ用ガスケットの寸法
英文(英語名):
Dimensions of gaskets for use with pipe flanges
概要:
流体が蒸気、水、油などの配管に接合するフランジに使用するガスケットの種類及び寸法について。
この規格は、JIS B 2220(鋼製管フランジ)、JIS B 2239(鋳鉄製管フランジ)、JIS B 2240(銅合金製管フランジ)及び JIS B 2241(アルミニウム合金製管フランジ) の規格に規定している各フランジに用いるガスケットの種類及び寸法について規定した規格である。
この規格で規定するガスケットには以下の種類がある。
■非金属平形ガスケット(ゴムシート)
■非金属平形ガスケット(布入りゴムシート)
■非金属平形ガスケット(四ふっ化エチレン樹脂シート)
■非金属平形ガスケット{四ふっ化エチレン樹脂シート(充てん材入り)}
■非金属平形ガスケット(膨張黒鉛シート)
■非金属平形ガスケット{膨張黒鉛シート(金属補強形)}
■非金属平形ガスケット(ジョイントシート)
■渦巻き形ガスケット(基本形、内輪付き、外輪付き、内外輪付き)
■四ふっ化エチレン樹脂ジャケット形ガスケット(S形、M形、F形)
なお、この規格では、ガスケットの材料は規定していない。
ガスケットの種類、材料及び厚さの選定については、使用条件、ガスケットの材料特性、ガスケット座の形状、フランジの表面仕上げ及びフランジのボルト荷重を考慮することが望ましい。
JIS K 6885 シール用四ふっ化エチレン樹脂未焼成テープ(生テープ)
英文(英語名):
Unsintered polytetrafluoroethlene tapes for thread sealing
概要:
ねじ継手のシールに使用する四ふっ化エチレン樹脂末焼成テープ(生テープ)について。
ここでいう四ふっ化エチレン樹脂末焼成テープ(生テープ)とは、JIS K 6896(四ふっ化エチレン樹脂成形粉)のペースト押出成形粉で製造した未焼成テープで、添加物を含有しないものをいう。
四ふっ化エチレン樹脂とは、慣用名であり、化学名は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)という。
テープの種類、品質、寸法、測定及び試験方法、巻き方・包装・表示など。
JIS R 3453 ジョイントシート
英文(英語名):
Compressed fiber jointing
概要:
ジョイントシートについて。
ジョイントシートの用途は、水、油、空気、水蒸気などを輸送するパイプ(管)又は機器のガスケットとして使用することである。
形態は、繊維、ゴム、加硫剤及び各種充てん材を混和し、ち密で均等なシート状に加熱圧縮したものである。
ジョイントシートの種類(A種、B種)、品質、寸法、試験、表示など。

配管のシールに関連するJIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ Oリング等シール-配管規格

Oリング等シール-配管規格


■ 試験方法-配管規格|塩化ビニル管(塩ビ管)、プラスチック配管、水道用器具等

各種の配管及び配管部品などに適用される”試験方法”に関連する規格とその概要。

JIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法
英文(英語名):
Methods of test for hot dip galvanized coatings
概要:
鋼材及び鋼材加工品に施した溶融亜鉛めっきの試験方法について。
一般事項、付着量試験方法、硫酸銅試験方法、密着性試験方法、性状試験方法(アルカリ試験)など。
JIS K 6795 架橋ポリエチレン管(PE−X)−期待強度に対する時間及び温度の影響
英文(英語名):
Crosslinked polyethylene (PE−X) pipes−Effect of time and temperature on the expected strength
概要:
架橋ポリエチレン管に関する計算に用いるものであり、基準線を作るための時間と温度の関数としての期待強度の最小値について規定した規格。
定義、基本式、期待強度など。
JIS K 6796 架橋ポリエチレン製(PE−X)管及び継手−ゲル含量の測定による架橋度の推定
英文(英語名):
Pipes and fitting made of crosslinked polyethylene (PE-X) −Estimation of the degree of crosslinking by determination of the gel content
概要:
溶剤抽出によるゲル含量の測定によりポリエチレン管(PE-X管)及び継手の架橋度を推定する方法について。
原理、溶剤(キシレン)、装置、試料、手順、結果の計算、試験報告など。
JIS K 6812 ポリオレフィン管,継手及びコンパウンドの顔料分散又はカーボン分散の評価方法
英文(英語名):
Method for the assessment of the degree of pigment or carbon black dispersion in polyolefin pipes, fittings and compounds
概要:
ポリオレフィン管、継手及びコンパウンド内の顔料又はカーボンブラックの粒子、凝集塊の大きさ及び分散を評価する二つの方法について。
この方法は、ポリオレフィン管、継手及びペレット状の原料に適用され、関連仕様によって手順を選択する。
この方法は、カーボンブラック含有量3%未満のカーボンブラック入りポリオレフィン管、継手及びコンパウンドに適用する。
JIS K 6813 ポリオレフィン管及び継手−灰化及び熱分解によるカーボンブラック含有量の求め方−試験方法及び基本仕様
英文(英語名):
Polyolefin pipes and fittings-Determination of carbon black content by calcination and pyrolysis-Test method and basic specification
概要:
特に管及び管継手の製造に用いられるポリオレフィン組成物のカーボンブラック含有量の求め方に対する試験方法、ポリエチレン管及び継手の基本仕様について。
この規格は、製造原料、管又は継手から採取された材料に対しても同様に適用する。
JIS K 6814-1 熱可塑性プラスチック管−加熱伸縮性−第1部:試験方法
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Longitudinal reversion-Part 1:Determination methods
概要:
熱可塑性プラスチック管の加熱伸縮性を求める液体中(A法)又は空気中(B法)で加熱する二つの方法について。
二つの方法を規定することに同意しない場合、A法を基準方法として用いる。
この規格は、内外面が滑らかで断面積が一定の熱可塑性プラスチック管すべてに適用する。
滑らかでない構図壁(例えばリング状)の熱可塑性プラスチック管には適用しない。
JIS K 6814-2 熱可塑性プラスチック管−加熱伸縮性−第2部:試験条件
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Longitudinal reversion-Part 2 : Determination parameters
概要:
JIS K 6814-1 に規定するA法(液浴槽を用いる方法)及びB法(エアオーブンを用いる方法)によって、熱可塑性プラスチック管の加熱伸縮性を求める試験条件について。
液浴槽を用いる方法の試験条件、エアオーブンを用いる方法の試験条件など。
JIS K 6815-1 熱可塑性プラスチック管−引張特性の求め方−第1部:一般試験方法
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Determination of tensile properties-Part 1:General test method
概要:
熱可塑性プラスチック管の引張特性を求める方法について。
特に次の特性を含んでいる。
・引張降伏強さ
・引張破断伸び
この規格は、用途に関係なく、全ての熱可塑性プラスチック管に適用する。
JIS K 6815-2 熱可塑性プラスチック管−引張特性の求め方−第2部:硬質塩化ビニル(PVC−U)管,耐熱性硬質塩化ビニル(PVC−C)管及び耐衝撃性硬質塩化ビニル(PVC−HI)管
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Determination of tensile properties-Part 2:Pipes made of unplasticized poly(vinyl chloride)(PVC-U),chlorinated poly(vinyl chloride)(PVC-C) and high-impact poly(vinyl chloride)(PVC-HI)
概要:
硬質塩化ビニル管(PVC-U管)、耐熱性硬質塩化ビニル管(PVC-C管)及び耐衝撃性硬質塩化ビニル管(PVC-HI管)の引張特性を求める方法について。
特に次の特性を含んでいる。
・引張降伏強さ
・引張破断伸び
JIS K 6815-3 熱可塑性プラスチック管−引張特性の求め方−第3部:ポリオレフィン管
英文(英語名):
Thermoplastics pipes-Determination of tensile properties-Part 3:Polyolefin pipes
概要:
ポリオレフィン(ポリエチレン、架橋ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリブテン)管の引張特性を求める方法について。
特に次の特性を含んでいる。
・引張降伏強さ
・引張破断伸び
JIS K 7020 ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP) 管及び継手−回帰分析法及びその使用
英文(英語名):
Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings−Methods for regression analysis and their use
概要:
正規分布又はひずみのある分布の数値を対数に変換したとき、データの解析に適用可能な計算手順について。
この規格は、ガラス強化プラスチック管及び継手の、通常、時間の関数としての特性を解析する試験方法及び個別規格について適用することを目的とする。
ただし、他のいかなるデータ類の解析にも適用が可能である。
データの性質に対応して、適用するために3種類の方法を規定する。
JIS K 7031 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管及び継手−短期間内圧による漏れ強さの試験方法
英文(英語名):
Plastics piping systems- Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings - Test methods to prove the leaktightness of the wall under short-term internal pressure
概要:
ガラス強化熱硬化性樹脂管(GRP管)、ガラス強化熱硬化性樹脂モルタル管(FRPM管)、及びそれらの継手の短期間内圧による漏れ強さの試験方法について。
この規格は、2種類の試験方法、A法及びB法を規定する。
A法は、円周方向の応力だけを負荷する状態で、パイプに水圧を加える試験方法である。
B法は、継手に空気圧を加える試験方法である。
JIS K 7032 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 管−管の初期剛性の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Determination of initial specific ring stiffness
概要:
ガラス強化熱硬化性樹脂管(GRP管)及びガラス強化熱硬化性樹脂モルタル管(FRPM管)の初期剛性の求め方について。
3種類の方法を規定し、変位が規定の限界値内であればいずれの方法も有効とし、いかなる径のパイプに適用しても良い。
JIS K 7033 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管−軸方向引張特性の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Pipes made of glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) −Determination of initial longitudinal tensile properties
概要:
ガラス強化熱硬化性プラスチック管(GRP管)の軸方向引張特性として、縦引張強さ、伸び率及び縦弾性係数を測定するための、3種類の試験方法について。
3種類の試験方法は、次のそれぞれ異なった試験片を用いる。
・A法:管から切断した軸方向に長い短冊。
・B法:管軸と直角に切断した、規定の長さの管。
・C法:管の壁から切断した、切欠き付きの板。
JIS K 7034 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管及び継手−偏平下における管内面の耐薬品性の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems- Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings- Determination of the resistance to chemical attack from the inside of a section in a deflected condition
概要:
呼び径が100以上のガラス強化熱硬化性プラスチック管(GRP管)及び継手について、たわませた状態での耐薬品性の求め方について。
この規格は、JIS K 7020 とともに、管又は継手内部での一定期間後の化学的環境の影響を試験する方法である。
この方法は、関連するシステム規格で”指定レベル(specified levels)”と呼ばれている方法に従って試験を行う場合にも、その基本として用いなければ成らない。
この指定レベルを用いる方法には、データの外挿を含まない。
JIS K 7035 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管−湿潤条件下でのクリープファクター及び長期偏平剛性の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Determination of the creep factor under wet conditionsand calculation of the longterm specific ring stiffness
概要:
強化プラスチックの湿潤条件下でのクリープファクター及び長期偏平剛性の計算方法について。
定義、原理、装置、試験片、試験本数、試験片の寸法の決め方、状態調整、操作、計算など。
JIS K 7036 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管及び継手−ボルト式フランジ接合部の試験方法
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings−Test method to prove the design of bolted flange joints"
概要:
埋設及び地上配管用ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)配管系のボルト式フランジ接合部の試験方法について。
この規格は、接合部だけに適用し、接合部の設計を確認する試験方法に適用する。
また、この試験方法は、末端を水圧による軸方向の力によって加圧したとき、又はしないときの影響を評価することを前提とする。
この試験方法は、あらゆる呼び寸法のパイプ及び継手の接合部について適用することができる。
JIS K 7037 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 管−見掛けの初期周方向引張強さの求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Determination of the apparent initial circumferential tensile strength
概要:
ガラス強化熱硬化性プラスチック 管(GRP管)について、見掛けの初期周方向引張強さを測定する6種類の試験方法について。
破裂試験(A法)、分割板試験(B法)、板状試験(C法)、修正板状試験(D法)、拘束試験(E法)、切欠き板試験(F法)について。
JIS K 7038 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 管−リングの初期変位に対する破壊強さの試験方法
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Test method to prove the resistance to initial ring deflection
概要:
ガラス繊維強化熱硬化性プラスチック 管(GRP管)が規定の初期垂直変位に対して、表面での損傷及び/又は構造的破壊を起こすことなく耐え得る性能を評価する方法について。
JIS K 7039 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管−湿潤状態下における管の長期間極限曲げひずみ及び長期間極限相対変位の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes−Determination of the long-term ultimate bending strain andcalculation of the long-term ultimate relative ring deflection,both under wet conditions
概要:
ガラス強化熱硬化性プラスチック 管(GRP管)の長期間極限曲げひずみを外挿によって推定する方法及び長期間極限相対リング変形を計算によって求める方法について。
JIS K 7040 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 部材−質量法による組成の求め方
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) components−Determination of the amounts of constituents using the gravimetric method
概要:
配管系に用いられるガラス強化プラスチック(GRP)部材から切り出した試験片の、構成物質を測定する方法について。
この方法は、樹脂、ガラス、骨材及び充てん材の含有量の測定、並びにガラス層の種類及び配列の調査を含む。
JIS K 7042 プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 管及び継手−接着又は積層接合部の試験方法
英文(英語名):
Plastics piping systems−Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings−Test methods to prove the design of cemented or wrapped rigid joints
概要:
ガラス強化熱硬化性樹脂(GRP)配管系の接着又は積層によるリジッドな接合部の試験方法について。
この規格は、接合部だけに適用し、接合部の設計を証明する試験方法に適用する。
JIS S 3200-1 水道用器具−耐圧性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test methods of hydrostatic pressure
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、パイプ及び継手、並びに住宅用配管ユニット、飲料用電気冷水機、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具の耐圧性能の試験方法について。
JIS S 3200-2 水道用器具−耐寒性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test method of low temperature resistant
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、住宅用配管ユニット、飲料用電気冷水機、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具で、寒冷地仕様のものの耐寒性能の試験方法について。
装置、手順など。
JIS S 3200-3 水道用器具−水撃限界性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test method of water hammer
概要:
止水栓を除く給水栓、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具で、水撃発生防止仕様のものの水撃限界性能の試験方法について。
装置、手順など。
JIS S 3200-4 水道用器具−逆流防止性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test method of prevention from back current
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具で、逆流防止装置が内蔵されているものの逆流防止性能の試験方法について。
JIS S 3200-5 水道用器具−負圧破壊性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test methods of destruction by vacuum pressure
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具で、負圧破壊防止装置が内蔵されているものの負圧破壊性能の試験方法について。
JIS S 3200-6 水道用器具−耐久性能試験方法
英文(英語名):
Equipment for water supply service-Test methods of durability
概要:
水道用器具のうち、減圧弁、逃し弁、逆止弁、空気弁及び電磁弁の耐久性能の試験方法について。
JIS S 3200-7 水道用器具−浸出性能試験方法
英文(英語名):
Epuipment for water supply service - Test methods of effect to water quality
概要:
給水栓、減圧弁、逃し弁などのバルブ、管及び継手、並びに住宅用配管ユニット、飲料用電気冷水機、貯湯式電気温水器、ガス温水機器、石油温水機器などの水道用器具の浸出性能の試験方法について。
JIS S 3201 家庭用浄水器試験方法
英文(英語名):
Testing methods for household water purifiers
概要:
ろ材を用いて水中の溶存物質などを減少させる機能をもつ、主に家庭用の水処理器具(浄水器)のろ過流量、除去性能及びろ過能力の試験方法について。
JIS Z 3104 鋼溶接継手の放射線透過試験方法
英文(英語名):
Methods of radiographic examination for welded joints in steel
概要:
鋼の溶接継手を、工業用X線フィルムを用いてX線又はγ線による直接撮影方法によって試験を行う放射線透過試験方法について。
用語の定義、透過写真の像質の種類、試験技術者、放射線透過装置及び付属機器、透過写真の撮影方法、透過写真の必要条件、透過写真の観察、観察方法、きずの像の分類方法、記録など。
JIS Z 3105 アルミニウム溶接継手の放射線透過試験方法
英文(英語名):
Method of radiographic examination for fusion welded butt joints of aluminium plates
概要:
アルミニウム及びアルミニウム合金の溶接継手を、工業用X線フィルムを用いてX線又はγ線による直接撮影方法によって試験を行う放射線透過試験方法について。
定義、透過写真の像質の種類、試験技術者、放射線透過装置及び付属機器、透過写真の撮影方法、透過写真の必要条件、透過写真の観察、観察方法、きずの像の分類方法、記録など。
JIS Z 3106 ステンレス鋼溶接継手の放射線透過試験方法
英文(英語名):
Methods of radiographic examination for welded joints in stainless steel
概要:
ステンレス鋼、耐熱鋼、耐食耐熱超合金並びにニッケル及びニッケル合金の溶接継手を、工業用X線フィルムを用いてX線又はγ線による直接撮影方法によって試験を行う放射線透過試験方法について。
定義、透過写真の像質の種類、試験技術者、放射線透過装置及び付属機器、透過写真の撮影方法、透過写真の必要条件、透過写真の観察、観察方法、きずの像の分類方法、記録など。
JIS Z 3700 溶接後熱処理方法
英文(英語名):
Methods of Post Weld Heat Treatment
概要:
炭素鋼及び低合金鋼の溶接後熱処理方法について。
後熱処理方法の種類、炉内加熱による後熱処理方法、局部加熱による後熱処理方法、温度の判定、記録など。

試験方法に関連するJIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ 試験方法-配管規格

試験方法-配管規格


■ その他-配管規格|溶融亜鉛めっき、給湯機、温水機器、温水ボイラ、ふろがま等

各種の配管及び配管部品などに関連して参照される”その他”の規格とその概要。

JIS H 8641 溶融亜鉛めっき
英文(英語名):
Zinc hot dip galvanizings
概要:
素材(鋼材及び鋼材加工品)に防食の目的で施される溶融亜鉛めっきの有効面について。
ただし、連続的に溶融亜鉛メッキされた溶融亜鉛めっき鋼板類、亜鉛めっき鉄線類及び亜鉛めっき鋼線類は除く。
なお、有効面とは、用途のうえで重要な面のことをいう。また、用途のうえで重要でない面とは、例えば、めっき後、切削などの機械加工によって、メッキ皮膜が除去される部分などであるが、具体的には受渡当事者間の協定によって定められるものである。
この規格の引用規格には以下がある。
・JIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法
・JIS H 2107 亜鉛地金
・JIS Z 0103 防せい防食用語
JIS S 2109 家庭用ガス温水機器
英文(英語名):
Gas burning water heaters for domestic use
概要:
液化石油ガス又は都市ガスを燃料とする、主として一般家庭用の温水機器として利用される、ガス瞬間湯沸器、ガス貯湯湯沸器、ガスふろがまについて。
JIS S 2116 ガス常圧貯蔵湯沸器
英文(英語名):
Water heaters containing water under atmospheric pressure
概要:
液化石油ガス又は都市ガスを燃料とするバーナをもち、表示ガス消費量が42kW以下の主に業務用の湯茶作成に使用するガス常圧貯蔵湯沸器について。
ガス常圧貯蔵湯沸器とは、貯湯槽内にあらかじめ貯えた水を加熱する構造で、湯温に関連してガス通路を開閉することができる機構をもち、貯湯部が大気に開放されており、大気圧を超える圧力のかからない飲用専用の機器をいう。
JIS S 3021 油だき温水ボイラ
英文(英語名):
***
概要:
灯油、軽油又は重油を燃料とし、使用圧力が0.1MPa以下で、伝熱面積が4m2以下の給湯、暖房などに用いる油だき温水ボイラについて。
JIS S 3024 石油小形給湯機
英文(英語名):
***
概要:
灯油、軽油又は重油を燃料とし、燃料消費量が5800g/h以下で、熱交換器容量が30L以下の主として給湯に用いる石油小形給湯器について。
JIS S 3027 石油給湯機付ふろがま
英文(英語名):
***
概要:
灯油、軽油又は重油を燃料とし、燃料消費量が5800g/h以下で、熱交換器容量が50L以下の給湯機能付きの石油ふろがまについて。

その他の配管関連JIS規格について、概要など更に詳しくはこちら ⇒ その他-配管規格

その他-配管規格

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